3ポイントに磨きがかかれば、平均20得点超えは確実
キャリア9年目となった昨季、ニューオリンズ・ペリカンズのドリュー・ホリデーはキャリア最高とも言える成績を残した。81試合すべてに先発出場し、平均36.1分19.0得点4.5リバウンド6.0アシスト1.5スティールをマークし、フィールドゴール成功率49.4パーセントと、ガードとしては見事な数字だった。
シーズン途中にデマーカス・カズンズがアキレス腱断裂によって戦線離脱する中、ホリデーはアンソニー・デイビスに次ぐ第2の得点源となり、ウエスタン・カンファレンス6位の48勝34敗へと導く原動力の1人に。
プレーオフに入ると、ホリデーはさらに調子を上げていった。ポートランド・トレイルブレイザーズとの1回戦では平均27.8得点4.0リバウンド6.5アシスト1.3スティールでスウィープ突破に大きく貢献。ゴールデンステート・ウォリアーズとのカンファレンス・セミファイナルで1勝4敗と敗れたものの、ホリデーは平均20.4得点7.0リバウンド6.2アシスト1.0スティールと奮闘し、選手としての評価を上げた。
8月30日(現地時間29日)、そのホリデーが、ペリカンズのツイッターアカウントをとおして今夏取り組んだことについて語っていたので紹介したい。
「シューティング、特に3ポイントシュートだね。僕は3ポイントシュート成功率をアップさせることができるようにトライしてきたんだ。僕はボールハンドリングを駆使して相手選手たちをすり抜けていくクイックネスはあると思ってる。それに身体もきわめて強じんだ。でもそういったことも含めて、すべての面で進歩させたいと思ってる。そう、僕はよりクイックになり、強じんになろうとトライして、シューティングも進歩させようとしてきたのさ」。
これまでのキャリア(レギュラーシーズン限定)で、ホリデーは30パーセント以上の3ポイントシュート成功率を残してきたとはいえ、成功数(自己ベストは平均1.5本)を見ると、そこまで相手チームに脅威を与えるほどではなかった。昨季のプレーオフでは平均1.8本沈めたものの、成功率は32.0パーセントと、決して高い数字とは言えなかった。
もしホリデーが3ポイントシュートに磨きをかけて、40パーセント前後の成功率で平均2.5本近くを沈めることができれば、レギュラーシーズンでも平均得点が20点の大台を突破することは確実。スコアラーとしてさらに進化を遂げることだろう。
今季のペリカンズは、インサイドにジュリアス・ランドルとジャリル・オカフォー、バックコートにはエルフリッド・ペイトンを加えて臨むこととなる。ホリデーは今季もデイビスに次ぐ第2の得点源として活躍が期待されている。