“プランどおりに進めば”という条件付きながら、ウォルトンHCは自信アリ
2013年を最後にプレーオフから遠ざかっているロサンゼルス・レイカーズは今夏、リーグの中でも最大級の戦力補強に成功した。
現役最強選手レブロン・ジェームズの獲得を皮切りに、ラジョン・ロンドやランス・スティーブンソン、ジャベール・マギー、マイケル・ビーズリーをロースターに加え、経験とタフネスを手に入れたと言っていいだろう。
ロースターにはブランドン・イングラムやカイル・クーズマ、ロンゾ・ボールにジョシュ・ハートといった魅力的な若手もおり、今夏加入したベテランと若手がうまくかみ合えば、昨季(35勝47敗)を大幅に上回る成績を残す可能性を十二分に秘めている。
9月18日(現地時間17日)、レイカーズは18-19シーズンのメディアデイを25日(同24日)に行い、26日(同25日)からトレーニングキャンプを開始すると発表した。
そんな中、レイカーズのルーク・ウォルトンHCが現地メディア『Lakers Nation』に向けて、ファンを喜ばせる発言をしていたので紹介したい。
ウォルトンHCは“An Evening With the Lakers”の中で、今季レイカーズが優勝候補になれるかどうか聞かれて、このように答えていた。
「9月の段階では、おそらくノーだ。だがプレーオフが幕を開ける4月であれば、間違いなく我々は(優勝候補に)なっていると思う。時間がかかるということ。このチームはまだ一緒にチームとしてプレーしていないから、いきなり優勝候補になることはできない。だからレギュラーシーズンの中で毎日選手たちが顔をそろえて一緒にプレーし、互いを理解し合っていくことが必要だ。もっとも、我々のプランどおりに進めば、このチームは優勝候補の一角になることができると、私は強く信じている」。
覇権争いに加わるためにはヤングコアの急成長がマストか?
レブロン(3度)、マギー(2度)、ロンド(1度)と、優勝経験を持つ選手を複数擁するレイカーズだが、プレーオフには出場できても覇権争いに加わることはできないだろう、というのが大方の予想。しかしウォルトンHCは、優勝候補へと飛躍することができると感じているようだ。
確かに、レブロン自身も「今季は再建するシーズンではない。俺たちは勝ちに行く」と宣言しており、今季はリーグの2強を形成するゴールデンステート・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツをはじめ、ウエスタン・カンファレンスの強豪相手に真っ向勝負を挑むこととなる。
ロースターだけを見比べてしまうと、レイカーズはウォリアーズやロケッツ、オクラホマシティ・サンダーやユタ・ジャズといったプレーオフチームよりも劣ってしまう点は否めない。
それでも、レブロンをはじめとする実績十分のベテラン陣とプレーすることで、イングラムやボール、クーズマといったヤングコアが急成長を遂げることができれば、対抗馬の一角へと変貌することができるかもしれない。
やはり、新生レイカーズの動向からは目が離せないようだ。