2018.10.25
9月12日(現地時間11日)、ロサンゼルス・レイカーズのフォワード、カイル・クーズマが『NBA.com』のインタビューに応じ、このオフシーズンについて語っていたのでその一部を紹介していこう。
「このオフシーズンで重点的にやっていたことは?」と聞かれたクーズマは、こう答えていた。
「ペリメーターにおけるスキルをたくさん身に付けることと、3番(スモールフォワード)でプレーすること。昨季の僕は、3番と4番(パワーフォワード)でプレーしたんだけど、今季も両方のポジションでプレーすることになると思う。でも僕は、もっとペリメーターでプレーできるようにしたんだ。パスやハンドリングを磨いてね。ガードの選手としてワークアウトしてきたことが、僕のゲーム全体を向上させてくれると思う」。
昨年のドラフト1巡目27位指名でブルックリン・ネッツに指名され、レイカーズへとトレードされたクーズマ。下位指名ながら、206センチ99キロのフォワードは、昨年のラスベガス・サマーリーグで平均32.0分21.9得点6.4リバウンド2.7アシスト1.1スティール1.4ブロックを記録。3ポイントシュートも48.0パーセントの高確率で平均3.4本を決め、一躍注目を集めた。
するとクーズマはレギュラーシーズンでもローテーション入りを果たし、レイカーズの主力として活躍。77試合(うち先発は37試合)に出場し、平均31.2分16.1得点6.3リバウンド1.8アシストをマーク。平均得点はブランドン・イングラム、ジュリアス・ランドル(現ニューオリンズ・ペリカンズ)に並ぶチームトップタイだった。シーズン終了後にはオールルーキーファーストチームにも選出と、すばらしいルーキーシーズンを送った。
「シーズン終了時の4月と今(9月上旬)を比較して、どのくらい良くなった?」と聞かれると、クーズマは自信満々にこう切り返している。
「多くの面で良くなった。昨季の僕とはまったく違うんじゃないかな。僕はより強じんになったし、ハンドリングスキルも向上した。たくさんのフィルムを見て、コート上におけるいろんなことを理解したんだ。それは昨年できていなかったことだから」。
クーズマによると、ウェイトルームで鍛え上げたことが奏功し、足腰が強じんになったことで、ディフェンス面でも有利に働いているという。フィルムではいろんな選手のプレーをチェックし、パスについても学んだようだ。
最後に、「レブロン・ジェームズがレイカーズへの移籍を決断したことで、モチベーションに変化があったか」と聞かれたクーズマの回答をお届けしよう。
「僕らは今、勝ちに行くということ。僕だけじゃなく、チームメート全員がステップアップしなければと思ったはず。でも僕は偉大な選手になりたい。だから、僕個人として、バスケットボールではいつだって自発的にやってきた」。
今季のクーズマはレブロンの控え、またはイングラムの控えとして出場することが濃厚だ。しかしゲームの重要な場面では、彼らと共にコートに立つことが予想されている。今夏のトレーニングに手ごたえをつかんだクーズマの活躍にも注目したい。
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