2019.01.20
昨季途中、クリーブランド・キャバリアーズからロサンゼルス・レイカーズへ移籍し、17試合をプレーしたアイザイア・トーマス。今夏制限なしフリーエージェント(FA)となり、デンバー・ナゲッツへ移籍となったのだが、レイカーズでプレーした期間に印象的な選手がいたという。
8月4日(現地時間3日)、『CBS Sports』のラジオ番組“Tiki and Tierney”に出演したトーマスは、昨季ルーキーとしてプレーしたカイル・クーズマについてこう語っていた。
「彼(クーズマ)はすごく過小評価された男だ。彼のことを疑っている人がいるという事実が、モチベーションになっているんだと思う。彼はきわめてハードに練習しているから、このリーグでスペシャルな選手になるんじゃないかな」。
2017年ドラフト1巡目27位でブルックリン・ネッツに指名された直後にレイカーズへトレードされたクーズマは、ラスベガスで行われたサマーリーグで平均21.9得点6.4リバウンド2.7アシスト1.1スティール1.4ブロックをマーク。フィールドゴール成功率51.4パーセント、3ポイントシュート成功率では48.0パーセントを記録し、平均3.4本も決める活躍で一躍注目を集めた。
シーズン開幕後も2ケタ得点を連発し、出場77試合(うち先発は37試合)で20得点以上を25度も記録。昨年12月21日(同20日)に行われたヒューストン・ロケッツ戦では、7本の3ポインターを含む自己ベストの38得点に7リバウンド4アシストを記録し、ロケッツの連勝を14でストップさせる殊勲の活躍で勝利に大きく貢献。
クーズマはシーズン全体で平均31.2分16.1得点6.3リバウンド1.8アシストをマーク。3ポイントシュートは成功率(36.6パーセント)、成功数(平均2.1本)ともに及第点を与えらえるパフォーマンスを見せ、オールルーキーファーストチームに選出。昨季のルーキーにおいて、クーズマは最高の掘り出し物と言っていい活躍を見せたと言えるだろう。
さらに今季は、ドラフト同期の司令塔ロンゾ・ボールだけでなく、レブロン・ジェームズやラジョン・ロンドといった熟練のプレーメーカーがレイカーズに加わったため、クーズマの成績がさらにアップする可能性は十分ありそうだ。
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