2019.02.27
昨年7月にデンバー・ナゲッツと1年契約を結んだアイザイア・トーマスが、2月中旬にノースカロライナ州シャーロットで開催される「NBAオールスター2019」の前後に今季初出場を果たすことになるという。
リーグの情報筋が現地メディア『ESPN』へ伝えたところによると、トーマスはオールスター前の2月12日(現地時間11日)のマイアミ・ヒート戦、あるいは14日(同13日)のサクラメント・キングス戦、共にナゲッツのホームであるペプシ・センターで行われる試合で復帰すると見ているようだ。
もし仮にオールスターブレイクまで出場できなくとも、2月23日(同22日)のダラス・マーベリックス戦には今季初出場できるだろうと同メディアが報じている。
トーマスは一昨年から悩まされてきた股関節の痛みに苦しんでおり、ロサンゼルス・レイカーズ在籍時の昨年3月に手術を受けていた。ナゲッツ加入後、トレーニングキャンプからチームに合流するかと予想されていたものの、同箇所のリハビリにより、今季はまだ出場できていない。
現状では、復帰に向けた段階を着々とクリアできており、5対5のスクリメージという最後のハードルが残っている。だが、そのハードルも近日中にはクリアできる見込みだという。
29歳のトーマスは、175センチと小柄ながら筋骨隆々の肉体を誇るスコアリングガード。スピード、クイックネスにタフネスを兼備し、持ち前のシュート力で高得点をたたき出すことで知られている。
ボストン・セルティックス在籍時には2年連続でオールスターに選出された実績を誇っており、2016-17シーズンにはリーグ3位の平均28.9得点をマーク。17年のプレーオフ、ワシントン・ウィザーズとのカンファレンス・セミファイナル第2戦では、キャリアハイとなる53得点と大爆発を見せた。トーマスはプレーオフにおける現役選手トップの得点記録を保持している。
1月19日(同18日)終了時点で、ナゲッツはウエスタン・カンファレンス2位の30勝14敗。バックコートにはジャマール・マレーを筆頭に、ギャリー・ハリス、マリーク・ビーズリー、ウィル・バートン、モンテ・モリスがいるため、選手層は厚い。それでも、独力で相手ディフェンス陣を打開し、得点することができるトーマスは貴重な存在。
キャリア13シーズン目のベテラン、ポール・ミルサップと共に、トーマスは2013年以来初のプレーオフ出場、そしてプレーオフ勝ち上がりを目指すナゲッツで、得点力とリーダーシップを発揮してほしいと期待されている。
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