開幕戦は豪華戦力のセルティックス、王者ウォリアーズが勝利し3連覇へ向けて好発進!

ゲームハイの32得点を奪ったカリー[写真]=Getty Images

 10月17日(現地時間16日)、NBAは2018-19レギュラーシーズンが開幕し、2試合が行われた。ここではその試合結果をお届けしていこう。

■イーストの優勝候補同士が開幕戦で激突
ボストン・セルティックス 105-87 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

23得点ずつを奪う活躍を見せたテイタム(右)とエンビード(左)[写真]=Getty Images

2年目のテイタムが23得点の躍動で勝利の立て役者に

 昨季のプレーオフ、カンファレンス・セミファイナルで対戦したセルティックスとシクサーズによるシーズン初戦は序盤、両チームとも重苦しいスタートになる中、ジョエル・エンビードのレイアップでシクサーズが今季初得点。するとセルティックスは2年目のジェイソン・テイタムを中心に反撃開始。第1クォーターこそ21-21で終えるも、第2クォーター以降はホームのセルティックスがリードを広げていき、最後は18点差で勝利。

 セルティックスではテイタムが両チームトップタイの23得点に9リバウンド3アシスト、マーカス・モリスが16得点10リバウンド2スティール、ジェイレン・ブラウンが12得点5リバウンド、テリー・ロジアーが11得点8リバウンド。ロジアーはエンビードから鮮やかなブロックやステップバックジャンパーを沈めるなどキレのある動きを見せた。

 昨季の開幕戦で大ケガを負ったゴードン・ヘイワードは試合後、「最初の3、4分間に僕のアドレナリンがあふれ出てきたよ。きっと皆もそうだったと思う。コートでプレーできて最高だった。僕にとっては大きなステップになった」と『AP』へ語った。ヘイワードは約25分の出場で10得点5リバウンド4スティール、左膝の手術から復帰したカイリー・アービングは14投中12本のショットをミスしてしまい、7得点7アシストに終わるも、復帰戦を勝利で飾ることとなった。

約1年ぶりにコートへ帰ってきたヘイワード。徐々にアジャストしていくことだろう[写真]=Getty Images

 一方のシクサーズでは、エンビードが23得点10リバウンド2ブロック、シモンズが19得点15リバウンド8アシスト4スティール2ブロック、ベンチスタートのJJ・レディックが16得点を挙げるも、セルティックスを打ち負かすことはできず。

■過去2シーズンの覇者ウォリアーズがサンダーを迎え撃つ
ゴールデンステート・ウォリアーズ 108-100 オクラホマシティ・サンダー

カリーとデュラントが計59得点を奪ったウォリアーズに軍配

 試合前にチャンピオンリング授与式が行われたこの試合。サンダーはラッセル・ウェストブルックの欠場とウォリアーズの好ディフェンスもあってなかなか得点を挙げられず、徐々に離されてしまう。一方のウォリアーズはケビン・デュラントのアシストからステフィン・カリーが鮮やかなコーナー3を決めて好スタートを切り、前半を終えて57-47と10点をリード。

 第3クォーター。サンダーのオールスター、ポール・ジョージが前半の不振から立ち直り、このクォーターだけで15得点を挙げるなど追い上げを図るも王者の壁は高く、最後は8点差で黒星を喫した。

 ウォリアーズではカリーが5本の長距離砲を含むゲームハイの32得点に8リバウンド9アシスト、デュラントが27得点8リバウンド6アシスト、クレイ・トンプソンが14得点、ドレイモンド・グリーンが13リバウンド5アシスト3スティールをマーク。また、先発センターに名を連ねたデイミアン・ジョーンズが12得点3ブロック、ベンチスタートのケボン・ルーニーが10得点10リバウンドを奪取。

チャンピオンリングを受け取り、記念撮影に応じるウォリアーズの選手たち[写真]=Getty Images

 「とてもエモーショナルな夜になったね」と試合後に『AP』へ語ったカリーは、「僕らはソリッドなゲームができた。でも華々しさはなかったね。ミスもたくさんしてしまったから。僕らは皆、もう一度チームを建て直さなきゃいけないとわかってるさ」と気を引き締めた。

 敗れたサンダーでは、ジョージが27得点5アシスト4スティール、新加入のポイントガード、デニス・シュルーダーが21得点9リバウンド6アシスト、スティーブン・アダムズが17得点11リバウンド4アシストを記録した。

ジョージはチームトップの27得点をマークするも、勝利を呼び込むことはできなかった[写真]=Getty Images

 開幕2日目となる18日(同17日)は、トレード騒動で揺れているジミー・バトラーが所属するミネソタ・ティンバーウルブズ対サンアントニオ・スパーズ、リーグ最強のビッグマン、アンソニー・デイビス率いるニューオーリンズ・ペリカンズが昨季リーグトップの65勝を挙げたヒューストン・ロケッツに挑むなど、計11試合が行われることとなる。

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