両チームとも140得点以上を記録した熱戦、スパーズが延長でレイカーズを撃沈させる

6人が2ケタ得点を記録するなど総力戦でスパーズは今季2勝目を挙げた[写真]=Getty Images

残り約1分で8点差という劣勢から延長まで持ち込むもレイカーズは開幕3連敗

 10月23日(現地時間22日)、ホームのステープルズ・センターで、ロサンゼルス・レイカーズがサンアントニオ・スパーズとの試合に臨んだ。

 21日(同20日)に行われたヒューストン・ロケッツ戦で起きた乱闘により、スターター2人(ブランドン・イングラムラジョン・ロンド)を欠いたレイカーズは、レブロン・ジェームズを中心に挑んだものの、第1クォーターはスパーズに圧倒されてしまい、26-40と14点ビハインドを背負ってしまう。

 すると第2クォーター。レイカーズはこの日先発入りしたカイル・クーズマジョシュ・ハートらの奮闘で、1点差にまで詰め寄るなど追い上げに成功。前半を終えて65-60と、スパーズのリードは5点に縮まった。

2年目のクーズマはこの日、4本の3ポイントを決めるなどチームトップの37得点を奪う活躍を見せた[写真]=Getty Images

 後半に入ると、ラマーカス・オルドリッジデマー・デローザンを中心にスパーズが引き離しにかかる。それでもホームで何とか1勝を挙げたいレイカーズが食らい付き、第3クォーター残り1分14秒でハートの3ポイントが決まって96-96の同点に持ち込む。それでも、同クォーター残り7.9秒にダービス・ベルターンスが長距離砲を沈めてスパーズの3点リードで最終クォーターへ。

 第4クォーターに入っても、両チーム譲らずのシーソーゲームが展開されていく。レブロンのフリースローでレイカーズが逆転すれば、お返しとばかりにスパーズはデローザンのフリースローで再びリードを奪う。その後スパーズが何とかリードを保ち、残り1分10秒でスパーズが128-120とレイカーズに8点差をつける。

開幕から3試合連続で28得点以上を奪ったデローザン。キャリアハイの14アシストも光る[写真]=Getty Images

 だがそこからレイカーズが猛反撃。ジャベール・マギーのダンク、クーズマの3ポイントが決まって3点差まで詰め寄る。スパーズの選手たちが放った3ポイントがことごとくリングに嫌われる中、残り3.3秒にレブロンがディープ3を決め切り、レイカーズが延長に持ち込んだ。

 延長では互いにリードする状況を作る中、レイカーズが残り2分17秒で139-133と6点をリード。デローザンとオルドリッジのフリースローでスパーズに詰め寄られるも、レイカーズは残り55.6秒でレブロンの3ポイントプレーが決まって142-136と6点リード。

 それでもスパーズは決してあきらめなかった。ブリン・フォーブスのレイアップ、ルディ・ゲイの3ポインターで1点差まで詰め寄ると、残り7.0秒にパティ・ミルズが決勝弾を沈めて最終スコア143-142でスパーズが接戦をモノにした。

レブロンは32得点8リバウンド14アシストとオールラウンドな活躍を見せるも、14年ぶりとなる開幕3連敗を喫した[写真]=Getty Images

 勝利したスパーズではオルドリッジが37得点10リバウンド5アシスト、デローザンが32得点8リバウンドに加えてキャリアハイの14アシスト、ゲイとフォーブスがそれぞれ16得点、マルコ・ベリネリが15得点、ミルズが12得点を記録。

 レイカーズでは、クーズマが37得点8リバウンド、レブロンが32得点8リバウンド14アシスト、ハートが20得点10リバウンド、マギーが16得点8リバウンド、ロンゾ・ボールが14得点6リバウンド6アシストと奮闘するも、これで開幕3連敗となった。

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