2018.10.22

レイカーズ×ロケッツ戦終盤の乱闘により、3選手に出場停止処分が下される

ハーデン(左)の巧みなプレーでファウルをコールされた⑭イングラムのレフェリーへの口論から、乱闘劇へと発展した[写真]=Getty Images
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イングラムは4試合、ロンドが3試合、ポールは2試合の出場停止に

 10月22日(現地時間21日)、NBAブランドン・イングラムラジョン・ロンド(共にロサンゼルス・レイカーズ)、クリス・ポールヒューストン・ロケッツ)に対して、出場停止処分を下した。

 事の発端は、21日(同20日)に行われたロケッツとレイカーズによる試合、第4クォーター残り4分13秒で起きた乱闘によるもの。

 イングラムは乱闘をエスカレートさせてポールにパンチを見舞ったこと、さらにはゲームオフィシャルへの抗議などで4試合、ロンドは乱闘の発端となり、ポールに唾をはきかけたこと、そして複数回のパンチを繰り出したため3試合、ポールはロンドへ複数回パンチを見舞い、ロンドの顔を突っついたため2試合の出場停止となった。

 この件についてロケッツのマイク・ダントーニHCは「公平ではなかった。映像を見れば、(ロンドが)唾を吐いていたことがわかるはずだ。そこで立ったまま、唾を吐きかけられればいいというのかい?」と語り、ポールの行動は当然と言わんばかりの反応で、納得していない様子。

 一方、レイカーズのルーク・ウォルトンHCは22日(同21日)、ロンドがポールに対して唾をはきかけたかどうか聞かれて「していない」と答えたものの、カメラにはその証拠が映し出されており、事実として明らかになってしまった。

チームトップのアシスト数を残していたロンドは3試合の出場停止処分に[写真]=Getty Images

 出場停止処分が下る前、ウォルトンは「我々はこの経験からしっかりと学び、前に進んでいく。ポジティブな姿勢を保ち、上達し続けていく」とコメント。

 開幕2連敗となったレイカーズにとって、イングラムとロンドの欠場は戦力ダウンになってしまうこととなる。前者はここまでチーム4位の平均14.0得点に4.0リバウンド1.5スティール1.5ブロック、後者は平均13.0得点5.5リバウンド1.5スティールに加えてチームトップの10.5アシストを残しているからだ。

 ロケッツにしても、チーム2位の平均23.5得点、チームトップの平均8.0アシストを残しているポールの欠場はやはり戦力ダウンに直結することだろう。ポールとしては、22日(同21日)に古巣のロサンゼルス・クリッパーズ戦があったものの、この処分によって欠場を余儀なくされてしまった。

ロンドとの乱闘後、友人レブロンになだめられるポール[写真]=Getty Images

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