カイリーの言葉を機にセルティックスが第3クォーターだけで16点差を逆転
10月26日(現地時間25日)、オクラホマシティ・サンダーがホームのチェサピーク・エナジー・アリーナでボストン・セルティックスとの試合に臨んだ。
Marcus Morris (21 PTS, 10 REB) & Al Horford (19 PTS, 9 REB) combine for 40 PTS, 19 REB to help the @celtics win in OKC! #CUsRise #KiaTipOff18 pic.twitter.com/hAGdpYwqtO
— NBA (@NBA) October 26, 2018
開幕3連敗中と不振に陥っているサンダーは前半にセルティックスからリードを奪い、50-34と16点差を付けて試合を折り返す。
すると後半に入ってセルティックスが反撃開始。ゴードン・ヘイワードの3ポインターを皮切りに、第3クォーターだけで40得点を奪ったセルティックスが残り37.4秒にマーカス・モリスのレイアップで74-73と逆転に成功して最終クォーターへ。
ホームで勝利を飾りたいサンダーは、第4クォーターでセルティックスからリードを奪い返し、残り4分22秒にポール・ジョージのフリースロー2本が決まって94-85と9点をリードする。
だがそこからセルティックスが再びサンダーを猛追。ジェイソン・テイタム、モリス、カイリー・アービングが加点し、残り56.6秒に95-95の同点に持ち込む。
その直後のポゼッション。サンダーはラッセル・ウェストブルックの右腕から放たれた長距離砲がリングに嫌われると、残り28.7秒にモリスが決勝弾となる3ポイントをリングへ突き刺して勝負あり。最終スコア101-95でセルティックスが白星を手にした。
アル・ホーフォードは試合後、ターニングポイントになった瞬間を『AP』へこう語っていた。
「第2クォーター終了前に、カイリーが僕を見てこう言ったんだ。『おい、俺たちは(逆転すべく)雰囲気を作らなきゃいけない。もっとアグレッシブに行くべきだ』ってね。彼は正しかった。そのお陰で、僕らは第3クォーターで自由にプレーすることができたんだ」。
セルティックスではテイタムがゲームハイの24得点に6リバウンド、4本の3ポイントを決めたモリスが21得点10リバウンド、ホーフォードが19得点9リバウンド、カイリーが15得点5リバウンド5アシスト。チーム全体のフィールドゴール成功率は40パーセント未満に終わるも、何とか接戦をモノにした。
敗戦後に「特に心配はしていない」と語ったウェストブルック
敗れたサンダーでは、ジョージが22得点8リバウンド、ウェストブルックが13得点15リバウンド8アシストを挙げたほか、3選手が2ケタ得点を残すもこれで開幕4連敗。
復帰から2戦目となったウェストブルックは、第4クォーターに7本のショットを放つもリングに嫌われて無得点、さらに3つのターンオーバーを犯してしまった。
チームが勝ち切れなかったこと、そして第4クォーターに不発だったことについて、ウェストブルックは『ESPN』へこのように振り返っていた。
「(負けたのは)俺のせいだ。俺にはチームが勝つためにやるべきことを遂行させるという責任がある。ゲームを締めくくるためにより良い戦いをしなければならない。それが俺の責任だ」。
だが、長いシーズンであることを認識しており、特に心配はしていないようだ。ウェストブルックは言う。
「俺はこのチームについて自信を持ってる。自分自身にも自信があるし、このチームへ勝利をもたらす能力があると思ってるんだ。俺たちはパニックになる必要なんてない。確かに、俺たちは思っていた形でシーズンをスタートさせることができていないが、特に心配はしていない」。
サンダーは29日(同28日)に行われる予定のフェニックス・サンズ戦で、今季初勝利を狙う。