リーグを代表する万能型ビッグマンたちが同日に大活躍
11月10日(現地時間9日)、NBAでは7試合が行われた。
この日、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が同日に35得点15リバウンド以上をたたき出すという珍しいことが起こった。
エンビードはシャーロット・ホーネッツ戦でシーズンハイの42得点に18リバウンド4アシスト4ブロックのモンスターパフォーマンス。フィールドゴール18投中11本成功に加え、第4クォーター残り25.9秒に延長へと持ち込む2本を含む22投中19本のフリースローを成功させ、133-132と接戦を制する立て役者に。
ブルックリン・ネッツとの試合に臨んだヨキッチは、ゲームハイの37得点にキャリアハイに並ぶ21リバウンドの大暴れ。タウンズはサクラメント・キングス戦でいずれもゲームハイとなる39得点19リバウンドをマーク。ヨキッチ率いるナゲッツは110-112、タウンズ擁するウルブズは110-121と試合には敗れてしまったものの、見事な成績を残した。
実はNBAでも同日に3選手が35得点15リバウンド以上を記録するのは珍しいことだった。『ESPN Stats & Info』によると、前回3選手が同日に35得点15リバウンド以上を挙げたのは、約26年前だという。
1992年11月22日(同21日)。アトランタ・ホークスのドミニク・ウィルキンズ(元ホークスほか)、フェニックス・サンズのチャールズ・バークリー(元サンズほか)、ワシントン・ブレッツのトム・ググリオッタ(元ウルブズほか)がこの記録を同日に達成した。
ドミニクはボストン・セルティックス戦で41得点16リバウンド、バークリーはロサンゼルス・クリッパーズ戦で44得点17リバウンド、ググリオッタはユタ・ジャズとのゲームで39得点15リバウンドを奪っていた。
エンビードとタウンズは昨季オールスターに選出され、オールNBAチームにも名を連ねたリーグを代表するビッグマン。ヨキッチも一昨季から頭角を現し、今季はナゲッツを好成績へと導く殊勲者として大活躍。
ポストプレーからドライブ、3ポイントまで決め切ることができるこの万能型ビッグマントリオは、今後のリーグをけん引していくことが期待されている。