ジョーダンブランドは契約にマッチせず、ニューバランスの顔になる見込み
トロント・ラプターズのカワイ・レナードは、これまで自身の特徴でもある大きな手をモチーフにしたロゴマークをシュータンに入れたジョーダンブランドのシューズを着用していた。
ところが11月29日(現地時間28日)、現地メディア『Yahoo Sports』はレナードがニューバランスとの複数年におよぶエンドースメント契約に合意したと報じた。
主にランニングシューズで絶大な支持を得ているニューバランスは、ゴードン・ヘイワード(ボストン・セルティックス)とのエンドースメント契約にも乗り気で、バスケットボールの面でも力を入れていると現地メディアが報じていた。なお、ヘイワードはこれまで着用していたナイキ、ニューバランスではなく、10月中旬に中国のシューズブランドANTA(アンタ)と契約を結んでいる。
レナードは29日(同28日)、地元メディアに対して「(ニューバランスとの契約は)オフィシャルではない。私とニューバランスはまだ何も発表していない」とコメント。
というのも、これまで契約していたジョーダンブランドが、10日間以内にニューバランスとの契約にマッチすれば、引き続きレナードを引き留めることができるからだ。
現地メディアによると、ニューバランスはレナードに対して、年平均500万ドル(約5億6,500万円)以上の契約を提示したとされている。
今季、サンアントニオ・スパーズからトレードでラプターズへ加入したレナードは、「Nike Air Jordan 32」のローカットモデルを着用しているのだが、これは昨季と同様のモデルで、ジョーダンブランドはニューバランスとの契約にマッチしない可能性が高いという。
おそらく、ニューバランスはレナードにシグニチャーシューズの制作と、同ブランドの顔としての役割を条件に含めたのだろう。
レナードが所属するラプターズは28日(同27日)終了時点でリーグトップの18勝4敗をマーク。レナードはいずれもチームトップとなる平均24.3得点8.6リバウンド1.8スティールを記録し、エースとして活躍を続けている。