一昨季を最後にNBAから遠ざかっている大ベテラン、10日間契約が現実的か?
11月29日(現地時間28日)、現地メディア『Milehighsports.com』は、クリス・アンダーセンがNBAからのオファーに備えており、復帰したいと考えていることを報じた。
アンダーセンは208センチ111キロのビッグマンで、一昨季まで15シーズンをNBAでプレー。途中、薬物の問題で1シーズンを全休する中、これまでデンバー・ナゲッツ、ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、マイアミ・ヒート、メンフィス・グリズリーズ、クリーブランド・キャバリアーズに所属してきた。
“バードマン”の愛称で親しまれたアンダーセンはハッスルプレーを身上に、2000年代後半にはナゲッツで主力として活躍。カーメロ・アンソニー(現ヒューストン・ロケッツ)やチャウンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか)らと共にプレーオフにも出場。
その後12年7月にナゲッツから解雇されるも、13年1月21日(同20日)以降にヒートと2度の10日間契約を経てシーズン終了までの契約を勝ち取ると、アンダーセンはレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やドウェイン・ウェイド(ヒート)、クリス・ボッシュ(現未所属)らと共にヒートで13年のNBAチャンピオンの一員となった。
グリズリーズとキャブスでもプレーしたアンダーセンは、一昨季を最後にNBAから遠ざかっているものの、現役を引退したわけではなかった。
40歳となったアンダーセンは、リバウンドやブロックなどディフェンス面においては計算できるものの、オフェンス面はあまり期待できない。それでも、ディフェンス面を改善したいチームからオファーが来るかもしれない。
とはいえ、センターでも3ポイントを放つ現代にアンダーセンがすぐさまフィットできるとは思えない。現実的には、来年1月6日(同5日)から解禁される10日間契約のオファーがあれば御の字だろう。
アンダーセンはこれまでのNBAキャリアで695試合(うち先発は45試合)に出場し、平均17.7分5.4得点5.0リバウンド1.4ブロックを残している。