エンビードが計40得点21リバウンドを挙げるも、シクサーズは勝利に届かず…
12月15日(現地時間14日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはホームのウェルズファーゴ・センターでインディアナ・ペイサーズを迎えた。
前日終了時点でイースタン・カンファレンス3位のシクサーズ(19勝10敗)と4位のペイサーズ(18勝10敗)による対決は、激しいバトルが展開されていくこととなる。
万能戦士ジミー・バトラーを鼠径部の負傷のため2試合連続で欠いたシクサーズは、13日(同12日)の試合でチームトップの33得点17リバウンドに6アシストを挙げたオールスターセンター、ジョエル・エンビードを中心に臨んだ。
エンビードはペイサーズ相手に序盤から得点とリバウンドを奪い、前半終了時点でなんと28得点14リバウンドの大暴れ。『ESPN Stats & Info』によると、過去15シーズンにおいて、前半または後半だけで28得点14リバウンド以上を挙げたのはエンビードが3人目だという。
直近15シーズンのあいだにこの記録を達成したのはドワイト・ハワード(現ワシントン・ウィザーズ)とカルロス・ブーザー(元ユタ・ジャズほか)。いずれもオールスターに複数回選ばれた実績を持つビッグマンだ。
ハワードはシャーロット・ホーネッツに所属していた昨季に達成。今年の3月22日(同21日)のブルックリン・ネッツ戦で、ハワードは32得点30リバウンドをマークしたのだが、この試合の後半だけで28得点20リバウンドを記録している。
ブーザーが達成したのはジャズで初のオールスター選出を果たした07年の3月27日(同26日)に行われたウィザーズ戦。後半だけで36得点14リバウンドという大爆発を見せた。ブーザーはこの試合で計41得点16リバウンドを記録しているのだが、前半はわずか5得点2リバウンドだったというから驚きだ。
なお、エンビードはペイサーズ戦でいずれもゲームハイとなる40得点と21リバウンド(キャリアハイ)という驚異的なパフォーマンスを見せたのだが、シクサーズは101-113で黒星を喫してしまった。
ハワードとブーザーはそれぞれの所属チームに勝利をもたらしたものの、エンビードの大活躍も報われず、シクサーズはバトラーが欠場した2試合とも白星を飾ることができなかった。大の負けず嫌いとして知られるエンビードだけに、相当悔しいと思っているに違いない。
18日(同17日)に行われるクリーブランド・キャバリアーズ戦には何としてでも勝ちたいところだ。