2018.04.11
3月22日(現地時間21日)、シャーロット・ホーネッツのベテランセンター、ドワイト・ハワードが、ブルックリン・ネッツとの試合で約36年ぶりとなる大暴れを見せた。
最終スコア111-105で勝利したこの試合、ハワードは約34分に出場し、32得点に加え、11本のオフェンシブ・リバウンドを含む計30リバウンド(キャリアハイ)をマーク。
1試合で30得点30リバウンド以上を記録したのは、2010年11月13日(同12日)のニューヨーク・ニックス戦で、当時ミネソタ・ティンバーウルブズに所属していたケビン・ラブ(現クリーブランド・キャバリアーズ)が挙げた31得点31リバウンド以来。
さらに、32得点30リバウンド以上を直近で残した選手で見てみると、今から約36年も前のことだった。1982年2月12日(同11日)、ヒューストン・ロケッツに所属していたモーゼス・マローン(元ロケッツほか)が、シアトル・スーパーソニックスを相手に38得点32リバウンドを記録。32本のうち21本がオフェンシブ・リバウンドだったことは驚異以外の何ものでもないだろう。
これらの記録を達成した当時、ラブは22歳でマローンは26歳。プレータイムは前者が約40分で後者は44分だったことを考慮すると、32歳のハワードが約34分のプレータイムで達成したことは、彼らよりも価値がある、すばらしいパフォーマンスだったのではないだろうか。
ハワードは試合後、現地メディア『AP』に対して「ハーフタイムに誰かからテキストをもらったんだ。それがモチベーションとなり、俺にさらなるエナジーを与えてくれたのさ」と語った。
また、『AP』によると、ネッツ戦で30得点30リバウンド以上を挙げたのは、1978年2月4日(同3日)にカリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が残した37得点30リバウンド以来、約40年ぶりということがわかった。
チームメートのケンバ・ウォーカーも「今までこれほどのパフォーマンスを残した試合にいたことはなかった。途方もない数字を見ることができたよ。もう、ちょっとした変わり者だよね」とハワードを絶賛。
ハワードも「カリームのようなすばらしい選手と共に名前を挙げられるなんて光栄だね。俺は彼やウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)を見て育ってきたから」と喜びをあらわにした。
ロケッツに所属していた2014年以降、オールスター選出はないものの、ハワードはここ4シーズンでベストと言える成績を残している。現在イースト10位のホーネッツは、8位のミルウォーキー・バックスと6.5ゲーム開いている。プレーオフ出場を果たすためには、バックスが黒星を重ねたうえで、ホーネッツが勝ち続けるしか道はない。
それでも、チーム最年長であるハワードが見せたパフォーマンスは、ホーネッツを勢いづかせるには十分過ぎるものだったと言えるだろう。
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