2018.04.18
3月22日(現地時間21日)、クリーブランド・キャバリアーズが、ホームのクイックン・ローンズ・アリーナでトロント・ラプターズと対決。イースタン・カンファレンス首位を走るラプターズが前半を終えて79-64とリードしたが、キャブスは後半に68-50と盛り返し、最終スコア132-129で勝利を収めた。
99-98で迎えた第4クォーター。残り5分24秒でベテランのジョージ・ヒルの3ポイントシュートが決まり、115-114とし、キャブスが後半初のリードを奪う。そこからシーソーゲームの展開となる中、レブロン・ジェームズが残り3分38秒にダンクをたたき込んで119-118とすると、その後キャブスはラプターズに一度も逆転を許さなかった。この勝利でキャブスは3連勝を飾っている。
この試合、キャブスはレブロンが35得点7リバウンド17アシスト。今季ここまで平均4.3本のターンオーバーを犯していたが、この日はゼロと、すばらしいパフォーマンスを披露。1977-78シーズンからオフィシャルスタッツを記録してから、史上初となる35得点15アシスト以上でターンオーバーゼロを記録した選手となった。
LeBron James filled up the box score with 35 PTS, 17 AST, 7 REB and 0 Turnovers to propel the @cavs over Toronto at home! #AllForOne pic.twitter.com/ziJB6WJQCF
— NBA (@NBA) March 22, 2018
キャブスではケビン・ラブが23得点12リバウンド4アシスト、ヒルが22得点を挙げるなど計6選手が2ケタ得点をマーク。チーム全体でフィールドゴール成功率60.3パーセント、3ポイントシュート成功率62.5パーセントとショットが絶好調だった。
敗れたラプターズは、6本の3ポイントシュートを決めたカイル・ラウリーがチームトップの24得点7アシスト、デマー・デローザンが21得点5アシストを記録するなど、こちらもチーム全体で6選手が2ケタ得点を奪ったものの、一歩及ばず。
試合前、現地メディア『AP』に対して「(このチームには)俺がいる。だから俺たちには(ラプターズを倒す)チャンスがある」と語っていたレブロン。文句なしのパフォーマンスで、チームを勝利へと導いた。
体調不良によりベンチを離れているタロン・ルーHCの代役を務めたラリー・ドリューACはレブロンのパフォーマンスについて「いまだかつて、私は見たことがなかった。彼がやっていることにはただただ驚くばかりだ」と驚嘆していた。
今季キャブスは、1月12日(同11日)に行われたラプターズとの初戦で99-133と大敗を喫していた。そのため、レブロンもこの勝利に手ごたえを感じたのか、このように語っている。
「我々にとって良い勝利だ。我々はロースターをフル活用したからね。このままこの調子でいきたいね。きわめて良い相手チームに勝利できたことは大きい」。
ラプターズのデローザンは試合後、キャブスについて「彼らは今も、このカンファレンスのトップチーム。そしてリーグでもね」と言い残し、会場を去った。
イースト2位のセルティックスは、カイリー・アービング、マーカス・スマート、ジェイレン・ブラウンらが戦線離脱しており、プレーオフを万全の戦力で迎えることができない可能性があるため、ラプターズとキャブスはイースト決勝で対戦する可能性がある。
シーズン中における両チーム最後の直接対決は、4月4日(同3日)。この試合も、プレーオフを見据えた激戦となりそうだ。
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