2018.04.26
4月18日(現地時間17日)、トロント・ラプターズ(1勝)とワシントン・ウィザーズ(0勝)のシリーズ第2戦が、ラプターズのホーム、エア・カナダ・センターで行われた。
DeMar DeRozan tied a Playoff career-high with 37 to lead the @Raptors to a 2-0 series lead! #WeTheNorth pic.twitter.com/JemQpcNkrK
— NBA (@NBA) April 18, 2018
第1クォーター残り10分45秒、ブラッドリー・ビールのレイアップでウィザーズが4-4とすると、ラプターズのオフェンスが爆発。
カイル・ラウリーの3ポイントシュートを皮切りに、OG・アヌノビーが7連続得点を挙げる猛攻で10連続得点を奪取。その後もヨナス・バランチュナスが加点し、デマー・デローザンが8連続得点を奪うなど得点を量産。最大22点をリードしたラプターズは、第1クォーターを終えて44-27と17点をリードする。
第2クォーター。ウィザーズはマイク・スコットやトーマス・サトランスキーといったリザーブ陣が加点し、点差を14点まで縮めるも、ラプターズは攻撃の手を緩めない。デロン・ライトやCJ・マイルズの活躍で2ケタリードをキープ。同クォーター残り4分41秒にラウリーが得点すると、67-45で再び22点差に広がった。
ウィザーズはジョン・ウォールとオットー・ポーターJr.の奮闘でなんとかつなぐも、前半終了時点でラプターズが76-58と、18点リード。この日のラプターズは、1クォーターにおける得点(44)とハーフにおける得点(76)でフランチャイズ記録を更新している。
第3クォーター。残り10分25秒でウォールのプルアップ・ジャンパーが決まり、ウィザーズが13点差(65-78)まで詰め寄る。するとラプターズもデローザンやバランチュナス、サージ・イバカが加点し、ウィザーズのディフェンスを翻弄。それでも、ウォールとケリー・ウーブレイJr.の得点で、同クォーター終了時にはウィザーズが10点差(90-100)まで追い上げる。
最終クォーターに入ると、マイルズとパスカル・シアカムの得点でラプターズが引き離しにかかる。ここでウォールとスコットが奮闘し、残り7分52秒でウォールのフリースロー2本が決まり、ウィザーズが5点差(103-108)まで詰め寄った。
するとラプターズはマイルズの3ポイントシュート、デローザンの4連続得点で突き放し、2ケタリードを取り戻す。その後はラプターズが10点以上のリードをキープし、最終スコア130-119で勝利。ラプターズがプレーオフのシリーズで2勝0敗を記録したのはチーム史上初となった。
勝利したラプターズは、デローザンがプレーオフキャリアハイに並ぶ37得点に5リバウンド4アシスト。バランチュナスが19得点14リバウンド、カイル・ラウリーが13得点7リバウンド12アシスト。リザーブではマイルズが3ポイントシュートを6投中4本も沈める大当たりで18得点、デロン・ライトはこの試合でも2ケタ得点(11)に加え、3アシスト3スティール2ブロックとマルチな数字をマーク。
ウィザーズでは、ウォールが29得点9アシスト、ベンチスタートのスコットが4本の3ポイントシュート成功を含む20得点を記録し、計6選手が2ケタ得点。しかし、初戦で19得点したブラッドリー・ビールがこの日は絶不調。フィールドゴール11投中8本をミスする大ブレーキでわずか9得点でフィニッシュ。
試合後、見事な活躍を見せたデローザンは、「別に37得点しようと計画を立ててコートに出たわけじゃない。よりアグレッシブになろうとしたんだ」と現地メディア『AP』へコメント。この日は3ポイントシュートも好調で、6投中3本を決めてみせた。
「彼が3ポイントを決めてしまうと、ガードするのはすごくタフになる」とウォール。シリーズ2連敗となったが、「俺たちは必死に戦ってるが、負けてしまった。だが俺たちは自信に満ちあふれている。このまま終わったりはしない」と続けた。
「我々には彼が必要だ。(シリーズ2連敗という)トラブルを解決するには、彼がより良いプレーをしていかなければ」と語ったのはウィザーズのスコット・ブルックスHC。“彼”とは、この日9得点と不振だったビールを指しているのは明らか。
シリーズ第3戦は、会場をウィザーズのホーム、キャピタル・ワン・アリーナに移して21日(同20日)に行われる。ビールが復調し、大量得点を挙げることができれば、ラプターズにも引けを取らない得点力を誇るウィザーズ。まずはホームで1勝を挙げたいところだ。
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