2026.06.09
「(昨年の)アジア大会でもレベルの高い相手と試合をすることができましたが、世界大会になると、よりレベルアップした相手と試合ができると思うので、楽しみです」
開幕まであと1か月余りとなった「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026」(7月11日~19日/チェコ・ブルノ)。この大会の出場を目指し、現在の心境を語ったのが四日市メリノール学院高校(三重県)2年生の小林蘭だ。
昨年の「FIBA U16女子アジアカップ」にも出場した小林は、「リバウンドが強み」という自身の言葉を裏付けるように、U16女子アジアカップでは1試合平均6.8本のリバウンドを奪い、チームトップの数字をマークした。
「ほかの国の選手たちは(リバウンドのときに)すきがあるので、そこを突いて飛び込んでいました。ジャンプ力はあるほうだと思っているので、そこで同じぐらいの身長の選手には勝てるようにとも思っていました」と、小林。相手選手がボックスアウトを怠ったすきを逃さずボールに飛びつくようにしていたとアジアカップでのリバウンドの狙いを教えてくれた。
U17女子ワールドカップはヨーロッパやアメリカ大陸の国が相手となるため、より身長の高い相手との対戦が予想される。それでも小林は、昨年の手応えをもとに、「リバウンドは世界大会でもどんどんとチャレンジをしていきたいです」と、意気込む。
U17女子日本代表でも四日市メリノール学院と同じ3番ポジションを務め、U16女子アジアカップでは得点でも1試合平均13.2点と、竹内みや(桜花学園高校/愛知県)に次ぐチーム2位を記録した。
四日市メリノール学院中学時代は「主にポストプレーをしていた」が、高校ではフォワードとしてフィジカルの強さ、ジャンプ力、そしてアウトサイドのスキルを磨き、その能力をいかんなく発揮している。
「今はドライブもどんどん行くようにと言われていますし、ボール運びも運べるときは運んでいます」(小林)
また、高校でポジションアップしたことに関しては、「それまではポストでのプレーが中心だったのが、今は何をしてもOKというか、自由にできるので、とても楽しいです」と、声を弾ませた。
実際、2月の東海新人大会では決勝で24得点10リバウンドをマークして桜花学園撃破の立役者の1人となった。3月のU18日清食品トップリーグ入替戦でも期待通りの活躍を見せ、トップリーグ昇格を決めるなど、今、伸び盛りの2年生といえる。
一方で、コート上でのたくましさとは異なり、自身の性格を「人見知りで…」と語る一面も。そのギャップもまた彼女の魅力だろう。
「金メダルが第一として、チームの目標はメダルを取ること。個人の目標としては、リバウンドは絶対にどんな相手にも負けないことと、日本はディフェンスのチームなので、自分はディフェンスがそこまでうまいわけではないけれど、ディフェンスを頑張っていいオフェンスにつなげていきたいです」
世界を見据えるオールラウンダー。U17女子日本代表のポイントゲッターは、今夏の注目の選手だ。
文=田島早苗
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