2026.06.18
6月19日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング22位)が「FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window3」へ向けた第2次強化合宿を公開し、直前に追加招集された比江島慎(宇都宮ブレックス)がメディアの取材に対応した。
参加選手の中で最年長となる35歳の比江島が代表活動に参加するのは1年7カ月ぶりのこと。2024年11月のアジアカップ予選に臨む際、後進の台頭を促す思いも込めて「僕はこのウィンドウで最後のつもり」と“代表引退”の意向を表明。その後はメンバー候補には名を連ねていたこともあったが、代表活動から離れていた。
それでも、所属クラブの宇都宮では主力選手として健在ぶりを随所に発揮してきた。比江島が代表から距離を置いている間に、代表チームは指揮官がトム・ホーバス氏から桶谷大HCに交代。「最強の布陣」「最高の一体感」を掲げる新体制の日本代表は、7月3日に中国代表、同6日に韓国代表といずれもアウェーで対戦するワールドカップ予選Window3へ臨む。ワールドカップ本大会出場へ向けて重要な敵地2連戦を前に、経験豊富なエースが帰ってきた格好だ。

[写真]=バスケットボールキング
「ひっそりと復帰したかったんですけど…(笑)。Window3を桶さん(桶谷大HC)が大事にしていて、現時点でのベストメンバーで臨みたいと強く言っていたのと、2番3番のハンドラーをもう一人どうしてもほしいと仰っていたので。そういうことも踏まえて、自分が少しでも力になれればという思いで、今ここにいます」

[写真]=バスケットボールキング
「一番はもちろん、日本がしっかりワールドカップに向かっていってほしいというところ。ここで負けたら、もしかしたらグループリーグ(予選)敗退の危機もあるという状況で、少しでも自分の力を還元できればいいなというところが大前提なんですけど。個人的には、桶さんとプレーしたいということだったり、ダイスさん(吉本泰輔AC)、ライアン・リッチマンACだったり、NBA経験をしているコーチ陣もいる中で、自分がもっとスキルアップできるんじゃないかとか、そっちの興味もすごく湧いたので。その2つが大きいかもしれない」
今回の合宿には、異例とも言える26名のスタッフが合宿に参加。NBAでの指導経験がある2人のACに加え、NBAシカゴ・ブルズのマイカ・バーノ氏もプレイヤーディベロップメントコーチとして参加するなど、かつてない取り組みが行われている。コーチの増員には指導者育成という狙いがあるが、選手にとっても魅力的な環境だということだろう。

[写真]=バスケットボールキング
それでも「選ばれるのであれば、桶さんが重要視しているペイントエリア内にアタックすること、5分とか10分の短いプレータイムでも本当に活躍できる自信はあるので、そういったところを繋いだりということは意識していきたい」と、コート上で価値を証明する自信ものぞかせる。
日本代表の大きな節目として、2028年のロサンゼルスオリンピックがあるものの、「まだ若手に負けてないと言う感覚があるのであれば目指すかもしれないですけど、今のところは本当に全く考えていないです」と比江島。
まずは目の前の戦いに全集中。「僕らの最終ゴールはオリンピックで勝つことで、その第一歩だと思っているし、もし選ばれるのであれば責任を持ってプレーしたい」と引き締めた。
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