2018.09.28
4月11日(現地時間10日)、シャーロット・ホーネッツのセンター、ドワイト・ハワードが、インディアナ・ペイサーズ戦で14得点17リバウンドを奪取。最終スコア119-93とし、ホーネッツを勝利に導いた。
この試合前の時点で1万3,084リバウンドを記録していたハワードは、シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が持つ1万3,099本まで15本差となっていた中、ペイサーズ戦で17リバウンドを獲得し、歴代14位へとランクアップ。現役トップのリバウンド数(1万3,101本)を記録中だ。
通算リバウンドのランキングでは、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)とビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)が史上唯一となる2万本以上で他を圧倒している。
そんな中、ハワードは1990年代以降にデビューした2選手を上回る可能性が出てきた。その2選手とは、歴代9位のケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか/1万4,662本)と歴代6位のティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ/1万5,091本)。
このペイサーズ戦をもって、ホーネッツの今シーズンは終了。ハワードは81試合に出場し、2010-11シーズン以降初となるシーズン1,000リバウンド以上(1,012本)を達成した。32歳のハワードが、今後も今季同等のペースでリバウンドを獲得できるのであれば、2、3シーズンでダンカン超えも可能だろう。
ハワードは今季、フランチャイズ新記録となる53度のダブルダブルを達成した。さらに、今季を含むキャリア13シーズンすべてにおいて、得点とリバウンドの平均ダブルダブルを残しており、史上6人のうちの1人となっている。ケガによる長期離脱や大幅なプレータイム減少さえなければ、今後もさらに記録を伸ばすはずだ。
ただし、ホーネッツは2シーズン連続でプレーオフ出場を逃したことで、今オフにロースターを変える可能性が高い。4月10日(同9日)には、新GMにミッチ・カプチャック氏が就任。ロサンゼルス・レイカーズで経験を積んだカプチャックは、ホーネッツをプレーオフ常連、そして優勝を狙えるチームにすべく、ロースターにメスを入れることになるはずだ。
ハワードの契約は来季まで残っているものの、チームが若手中心で再建していくのであれば、すぐさまトレード候補になってしまうかもしれない。残り1年の契約であれば、いくら年俸が高くとも、獲得する側にとってリスクは低くなるからだ。
32歳のハワードとしても、再建チームで若手の成長を待つのではなく、チャンピオンシップを勝ち取る可能性を持つチームでプレーすることがベストなのかもしれない。
NBAが誇るクラシックなビッグマン、ハワードの動向には注目だ。
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