2018.02.27

【NBA】直近5試合で196得点72リバウンド! 全盛期のシャック以来となるモンスタースタッツを残すアンソニー・デイビス

リーグ最高級のビッグマンへと進化を遂げたデイビス[写真]=Getty Images
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 ニューオリンズ・ペリカンズが好調だ。2月26日(現地時間25日)のミルウォーキー・バックス戦に勝利したことで、今季最長となる5連勝を飾っている。

 そのペリカンズをけん引するのは、ガードのドリュー・ホリデーとオールスタービッグマンのアンソニー・デイビス。特にデイビスは、ここ5試合で計196得点72リバウンド(平均39.2得点14.4リバウンド)という驚異的な成績を残し、猛威を振るっている。

 現地メディア『EliasSports』によると、この記録は2000年3月のシャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)以来の好記録だという。

 99-00シーズン、シャックはレイカーズでベストシーズンを送っていた。シーズン平均で29.7得点13.6リバウンド3.8アシスト3.0ブロックをマークし、シーズンMVPを獲得。NBAファイナルではインディアナ・ペイサーズを4勝2敗で下し、自身初となるNBAチャンピオン、そしてファイナルMVPに輝いている。

 00年3月にシャックが記録した5試合における数字は、209得点77リバウンド(平均41.8得点15.4リバウンド)。何とも恐ろしい数字である。

リーグ最強のパワーとビッグマンらしからぬクイックネス、そして自ら磨き上げてきたスキルでペイント内を支配したシャック[写真]=Getty Images

 だが上には上がいる。通算3度のシーズンMVPに輝いたモーゼス・マローン(元ヒューストン・ロケッツほか)が、1982年2月にシャックさえも上回るモンスタースタッツを残していた。

 マローンが5試合のスパンで残した数字は、何と216得点99リバウンド。平均にして43.2得点19.8リバウンドというとんでもないスタッツだった。

パワフルかつアグレッシブなプレーでインサイドを席巻したマローン[写真]=Getty Images

 デイビス率いるペリカンズは、2月27日(同26日)のフェニックス・サンズ戦にも勝利し、連勝を6に伸ばした。そしてデイビスは、シーズンハイとなる53得点に加え、17リバウンド5ブロックをマークし、またもや大暴れとなった。

 シャキール・オニールにモーゼス・マローン——。バスケットボール殿堂入りしたビッグセンターたちと比較されるほどの数字を残したデイビスは、紛れもなく現代屈指のビッグマンとなった。

 もはやデイビスに必要なのは、勝利だけなのかもしれない。

3年ぶりとなるプレーオフ返り咲きに向けて、デイビスの勢いは止まりそうもない[写真]=Getty Images

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