サンズとウィザーズ間でトレード合意、トレバー・アリーザは古巣ウィザーズへ

かつて2シーズン所属したウィザーズへ移籍することとなったアリーザ[写真]=Getty Images

ウィザーズは今季新加入のリバースと若手ウーブレイJr.をサンズへ放出

 12月16日(現地時間15日)、リーグの情報筋が『ESPN』に伝えたところによると、フェニックス・サンズとワシントン・ウィザーズの2チーム間でトレードが合意に達したという。

 このトレードの主役はトレバー・アリーザ。33歳のベテランフォワードは、2012-13シーズンから2シーズンを過ごした古巣ウィザーズへ帰還することとなった。ウィザーズはその見返りに、オースティン・リバース(ガード)とケリー・ウーブレイJr.(フォワード)をサンズへ放出した。

 アリーザのトレードは、15日(同14日)にも“合意”したものとして『ESPN』が報じていたのだが、この時はメンフィス・グリズリーズも絡めた3チーム間トレードだった。

 同日にウィザーズとグリズリーズはそれぞれ試合があり、リバースとウーブレイJr.は試合後にトレードのことを伝えられたのだが、グリズリーズのトレード要員がディロン・ブルックスかマーション・ブルックスなのか、という点でサンズとグリズリーズ間におけるコミュニケーションミスがあったため、取り消しという扱いに。

23歳のウーブレイJr.(左)は今季チーム3位の得点を記録。リバース(右)はサンズでプレータイムを伸ばすだろう[写真]=Getty Images

 そのため、このままでは双方のチームにおける雰囲気を壊しかねないため、サンズとウィザーズ間で合意する形になったと言っていいだろう。

 ウィザーズへ移籍となったアリーザは、今季ここまで26試合に出場し、平均34.0分9.9得点5.6リバウンド3.3アシスト1.5スティールをマーク。かつて2シーズン所属した時に、ジョン・ウォールブラッドリー・ビールとプレーしており、オットー・ポーターJr.のルーキーシーズンにチームメートだった。

 一方、サンズに加入するリバースは今季ここまで29試合(うち先発は2試合)に出場して平均23.6分7.2得点2.4リバウンド2.0アシスト、ウーブレイJr.は29試合(うち先発は7試合)で平均26.0分12.9得点4.4リバウンドを残している。

 なお、アリーザとリバースは今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)、ウーブレイJr.は制限付きFAとなる。

ウィザーズ在籍時の2014年3月1日(現地時間)、アリーザはシクサーズ戦でキャリアハイの40得点を記録している[写真]=Getty Images

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