アリーザだけでなく、サンズへ移籍する2人とも連絡を取ったビール
12月16日(現地時間15日)にワシントン・ウィザーズとフェニックス・サンズとのトレードが合意に達したことで、トレバー・アリーザがウィザーズへ、オースティン・リバースとケリー・ウーブレイJr.がサンズへ移籍することとなった。
このトレードによって、アリーザは2013-14シーズン以来のウィザーズ復帰となり、ジョン・ウォールとブラッドリー・ビール、オットー・ポーターJr.と約4年半ぶりにプレーすることとなる。
現地メディア『ESPN』によると、ウォールはアリーザのことをリスペクトしており、ウィザーズは今夏、アリーザをフリーエージェント(FA)として獲得することを考えていた。だがサンズがアリーザと結んだ1年1,500万ドル(約16億9,500万円)という契約はあまりにも高く、対抗できないと断念したという。
ビールはトレードが合意に達した日、チームに戻ってくるアリーザだけでなく、サンズへと移籍するリバースとウーブレイJr.とも連絡を取ったことを地元メディア『The Washington Post』へ明かした。
「(トレードというのは)異なる2つの気分を味わうことになる。せっかくチームメートとして良好な関係を構築したのに、チームを離れてしまうところを見たくはないよね。でもその反面、トレバーが帰ってくる。その面で見れば、僕はもちろんうれしいね」。
ウィザーズではポーターJr.が先発スモールフォワードを務めているため、アリーザはバックアップとして出場することが予想されている。ただ、スコット・ブルックスHCはスモールラインナップを敷くことを計画しており、ポーターJr.とアリーザを同時起用する可能性も少なからずあるだろう。
ディフェンス巧者で3ポイントを持ち味とするアリーザは、ウォールのドライブから繰り出すキックアウトからキャッチ&シュートで長距離砲をさく裂させることが期待されている。