ステフィン・カリーが通算1万5,000得点に到達「きわめて最高の瞬間だったね」

キャリア10シーズン目で通算1万5,000得点を突破したカリー[写真]=Getty Images

ウォリアーズ史上5人目の快挙、敵将は豊富な得点パターンを絶賛

 12月18日(現地時間17日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはホームのオラクル・アリーナでメンフィス・グリズリーズと対決し、110-93で勝利。今季成績を21勝10敗とした。

 第2クォーター残り7分36秒、ウォリアーズのステフィン・カリーがこの試合10得点目となる3ポイントを鮮やかに決め、通算1万5,000得点に到達。ウォリアーズのフランチャイズ史上5人目の選手となった。

 「きわめて最高の瞬間だったね。およそ9シーズン半のキャリアで達成できたから。僕はこの機会を得ることができて、本当に感謝している。こういった記録がこれから先も達成できるといいね」と試合後に『AP』へ語ったカリー。

 キャリア10シーズン目をプレーするカリーにとって、この日は記念すべき夜となったことだろう。スティーブ・カーHCは自チームのスーパースターを称賛しつつ、「たぶん、彼は近いうちに1万6,000得点まで達するだろう。そのうち両方とも認識していられなくなるかもね」と口にし、さらなる記録更新を期待していた。

 ウォリアーズのフランチャイズにおいて、カリーを上回る得点を残しているのは4選手。1位から順に、ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか/1万7,783得点)、リック・バリー(元ウォリアーズほか/1万6,447得点)、ポール・アリジン(元ウォリアーズ/1万6,266得点)、クリス・マリン(元ウォリアーズほか/1万6,235得点)となっている。

 エリートクラブに仲間入りしたカリーは「ただただ光栄な経験さ。僕はこれまでのキャリアをここでプレーし、近年の成功も含めてどれだけ長い間過ごしてきたか、ということ。個人としての功績が記録として表れたんだと思ってるよ」と語った。

カリーは第2Q中盤にプルアップで3ポイントを決めて節目の記録に到達した[写真]=Getty Images

 なお、この試合で23得点を挙げたケビン・デュラントは通算2万1,806得点となり、ラリー・バード(元ボストン・セルティックス/通算2万1,791得点)を抜いてNBA歴代33位に浮上。16得点をマークしたクレイ・トンプソンは、通算1万1,000得点を突破(1万1,008得点)している。

 アシスタントコーチ時代を含めて、カリーが所属するウォリアーズと何度も対戦してきたグリズリーズのJB・ビッカースタッフHCはカリーの通算1万5,000得点についてこうコメントした。

 「彼がどれだけ多くの得点をクリエイトしてきたか、それが私にとって最も印象的だ。常にワイドオープンでショットを放ってきたわけではないし、キャッチ&シュートも多く決めてきた。それに彼がボールを持った時に魅せるクリエイティビティーから生まれた得点もたくさんあるだろう。3ポイントやフローター、左手で繰り出すレイアップにハーフコートショットなど、彼にはバラエティ豊かな得点パターンがあるんだ」。

 カリーはこの試合で20得点を挙げて通算1万5,010得点。現役では17位、歴代では138位となっているものの、史上最強の3ポイントシューターはこれから先もこの記録を伸ばしていくことだろう。

ペイントエリアで魅せるブロックを交わす華麗なレイアップもカリーの武器の1つ[写真]=Getty Images

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