ポール不在で今季初勝利を挙げたロケッツのハーデン「チームメートたちを誇りに思う」

ポール不在の試合で5戦全敗していたロケッツを初勝利へと導いたハーデン[写真]=Getty Images

ここ8戦で7勝と好調なスパーズ相手に、ハーデンを中心に一丸となって勝利

 12月23日(現地時間22日)、ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでサンアントニオ・スパーズと一戦を交えた。

 左ハムストリングの負傷で戦線離脱したクリス・ポール不在の試合で、ロケッツは今季5戦全敗という戦績だったこと、そして相手はここ8試合で7勝と好調のスパーズということもあり、苦戦が予想されていた。

 ゲームはスパーズがロースコアに持ち込み、前半を終えて43-41と2点をリード。しかし後半開始早々にジェームズ・ハーデンの3ポイントで逆転すると、第3クォーターで43-26とオフェンスが爆発。最終スコア108-101で、ロケッツがスパーズに勝利。

 ロケッツではハーデンがゲームハイとなる39得点10アシスト、クリント・カペラが21得点にゲームハイの23リバウンド、エリック・ゴードンが18得点6アシスト、ジェラルド・グリーンが15得点をマーク。

 試合を終えたハーデンは、『ESPN』に対してこう語っている。

 「もちろん、クリスがこのチームにおいてどれだけ重要な選手なのかは皆が分かってる。だが俺たちは立ち直ることが必要だったということ。クリスがラインナップにいるかどうかではなく、俺たちは(チームとして)立ち直りたかったんだ。特にホームコートを守りたかった。チームメートたちのことを誇りに思ってる」。

ハーデンは6試合連続で30得点以上を挙げ、ロケッツをけん引[写真]=Getty Images

 ロケッツの選手たちも、それぞれの思いを語っていた。

 「(ポール不在で5戦全敗という戦績について)僕はそのことさえ知らなかったよ」と語ったのはPJ・タッカー。「そんなこと考えてもいなかった。誰が出ていようと僕らは準備して、プレーしなきゃならない。勝利できるようにね」とコメント。

 「僕らは勝利するためにどんな小さなことも遂行しなくちゃいけない。今夜はそれらをこなすことができた」とゴードンが語れば、今季2度目の“20-20”をマークしたカペラは、「皆がステップアップする必要があった。(ポール不在で)僕らには選択できるような状況ではなかったんだ」と口にし、勝利を喜んだ。

 ポールの離脱は2、3週間と報じられている。今後もハーデンを中心に、ロケッツがどこまで勝利を重ねることができるのか注目していきたい。

ロケッツの守護神としてリング下を中心に大活躍したカペラ[写真]=Getty Images

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