今季13試合目にしてウエストのチーム相手に敵地で初勝利を挙げたウルブズ
12月24日(現地時間23日)、4連勝中のオクラホマシティ・サンダーが、ホームのチェサピーク・エナジー・アリーナで2連敗中のミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。
第1クォーター、アウェーのウルブズが35-25とサンダーに10点差を付けるも、第2クォーターでサンダーがお返しとばかりに猛反撃。このクォーターだけで38-18と突き放し、63-53としたサンダーが10点リードを奪って試合を折り返す。
すると第3クォーターにウルブズが再びサンダーへ猛攻を仕掛ける。アンドリュー・ウィギンズとカール・アンソニー・タウンズの2枚看板を中心に33-17とリードを奪い返し、86-80でこのクォーターを終える。
第4クォーター序盤。ウルブズはゴーギー・ジェンとダリオ・シャリッチの3ポイントなどで先行し、一時はリードを10点にまで広げていく。だがホームで負けられないサンダーは2大エースのラッセル・ウェストブルックとポール・ジョージの3ポイントで一気に3点差まで詰め寄り、射程圏内へ。
リードを保持したいウルブズと、逆転を狙うサンダーによる激闘は、残り53.7秒にスティーブン・アダムズのショットが決まり、サンダーが110-108で逆転。
しかしウルブズはシャリッチの3ポイントが決まって1点をリード。ウェストブルックのドライブで残り23.0秒に逆転したサンダーだったが、残り14.3秒にウィギンズのレイアップを許してしまう。
その後サンダーはアレックス・アブリネスとジョージが3ポイントを狙うもリングに嫌われてしまい、最終スコア114-112でウルブズに軍配。今季13試合目にして、ようやくウエスタン・カンファレンスのチーム相手にアウェーで初勝利を挙げた。
決勝レイアップを放り込んだウィギンズは試合後、「重要な勝利。今季の僕らはこれまで、ホームではとても堅実にプレーしてきた。でもアウェーでは自分たちの首を絞めていたからね。これからもこの調子をキープして、アウェーでも勝てるようないいチームになっていけるといいね」と『AP』へ語っている。
勝利したウルブズでは、ウィギンズがシーズンハイとなる30得点に6リバウンド5アシスト、タウンズが18得点5リバウンド6アシスト、ロバート・コビントンが13得点5リバウンド2スティールを挙げたほか、3選手が2ケタ得点を奪取。また、ウルブズはこの試合でバックコートの主力選手であるジェフ・ティーグとデリック・ローズをそれぞれ左足首の負傷で欠く中、タイアス・ジョーンズが先発出場し、約32分のプレータイムで5得点5リバウンド4アシストをマークした。
一方のサンダーでは、ジョージがゲームハイの31得点に11リバウンド2スティール、ウェストブルックが23得点11リバウンド10アシストで今季9度目のトリプルダブルをマークしたほか、3選手が2ケタ得点を記録するも、連勝は4でストップ。
ゲーム終盤にアブリネスへ託した3ポイントについて、ウェストブルックは「俺は連続してレイアップを3本放っていた。彼らは(それによって)崩壊していたんだ。それでアレックスがワイドオープンだった。俺は正しいプレーを選択しただけ。結果がどうであれ、俺はいつだって正しいプレーをしている」というコメントを残していた。