34得点18リバウンド7アシスト3スティール6ブロックでウルブズをけん引
12月31日(現地時間30日)に行われたマイアミ・ヒート戦。ミネソタ・ティンバーウルブズは113-104でヒートを下し、今季17勝目(19敗)をマーク。
ウルブズの指揮官トム・シボドーHCはこの試合について、第1クォーターに30-19で主導権を握ることができたことを勝因の1つに挙げていた。
「我々のディフェンスが良かったんだと思う。ゲーム序盤というのは、我々にとっては間違いなく重要なんだ。アウェーで勝利するのは大変なことだからね。今夜、このチームは見事なバスケットボールをプレーできていたと思う。良い勝利を挙げることができたね」とシボドーHCは『AP』へコメントしている。
それを最も遂行していたのが、23歳のオールスタービッグマン、カール・アンソニー・タウンズだった。タウンズはこの試合、約37分プレーしてフィールドゴール24投中12本、うち3ポイント6投中3本成功に加え、フリースロー9投中7本を決めてゲームハイの34得点でウルブズをけん引。
さらに、タウンズはこの試合で得点以外でもゲームハイとなる18リバウンド7アシスト6ブロックを残し、3スティールも記録。主要5項目のうち1人で4部門もゲームハイの数字を残してみせた。
「勝利する必要があったから、僕は正しいプレーをしたかった。それを実行することができてすごくうれしいよ」と喜びを表現したタウンズ。実はこの日、攻防両面で暴れ回ったタウンズが残したスタッツは、史上有数のものだった。
『NBA History』によると、スティールとブロックが記録されるようになった1973-74シーズン以降、1試合で34得点18リバウンド7アシスト3スティール6ブロックを達成した選手は皆無。ヒート戦で見せたタウンズが初という、きわめてレアな数字を残したのである。
キャリア4シーズン目の今季、ヒート戦を迎えるまでの時点でタウンズは平均21.2得点11.8リバウンド2.7アシスト1.7ブロックと上々の数字を残していた。ところが、これまでの3シーズン、いずれも54.0パーセントを超えていたフィールドゴール成功率は49.0パーセントにダウン。ターンオーバーは自己ワーストの平均3.1本を犯すなど、決して万全のプレーができていたとは言えなかった。
タウンズはこの日のパフォーマンスを機に、プレーの精度が高くなり、調子を上げてくるのではないだろうか。