カリーが4Qだけで5本の長距離砲を含む20得点を荒稼ぎしてキングスを下す
1月6日(現地時間5日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとサクラメント・キングスの試合は、ハイスコアリングバトルの末にウォリアーズが127-123で勝利を収めた。
ウォリアーズが70-69の1点リードで試合を折り返すと、第3クォーターにホームのキングスが猛攻。バディ・ヒールドがこのクォーターだけで17得点を奪う活躍で34-26とウォリアーズを上回り、リードを奪う。
ところが、キングス7点リードで迎えた第4クォーターに、ステフィン・カリーが大暴れ。最後の12分間だけで5本の3ポイントを決めるなど計20得点を荒稼ぎし、今季キングス戦を3戦無敗とした。
同点11回、リードチェンジ18回におよんだ両チームによる激戦は、記録的な本数の3ポイントが飛び交った。両チーム合計41本の3ポイントは、NBA新記録となった。
ウォリアーズは47投中21本、44.7パーセントという高確率で成功。ゲームハイの42得点を挙げたカリーの10本を筆頭に、29得点のケビン・デュラント、20得点のクレイ・トンプソン、10得点を記録したクイン・クックがそれぞれ3本、ドレイモンド・グリーンとアンドレ・イグダーラが各1本を成功。
一方のキングスは36投中20本、55.6パーセントという驚異的な成功率でリングを突き刺した。32得点を奪ったヒールドの8本を皮切りに、28得点をマークしたジャスティン・ジャクソンが5本、17得点のボグダン・ボグダノビッチが3本、12得点のネマニャ・ビェリツアが2本、ヨギ・フェレルとベン・マクレモアがそれぞれ1本ずつヒットさせた。
カリーは3ポイントの応酬となった試合について、『AP』へこう振り返っている。
「ここまで高い成功率でシューティングできたときは、すごく楽しいね。特に今夜は両チームともきわめて高い成功率で決めていた。これは本当にクレイジーなことだと思う」。
3度目の正直で打倒ウォリアーズに挑んできたキングスに対し、ウォリアーズは苦しむ場面も見受けられたが、最終クォーターで見事にねじ伏せて勝利を飾った。カリーは言う。
「僕らはチャンピオンシップを勝ち取るためには、(相手チームを)ストップしなきゃいけないことを理解してる。僕らはそれを第4クォーターでやってみせたということ。彼らの3ポイントはトランジションや自分たちのコミュニケーションミスから決められてしまっていたからね」。
王者ウォリアーズは4日(3日)のヒューストン・ロケッツ戦でジェームズ・ハーデンの驚異的なパフォーマンスの前に敗れてしまったものの、この試合を制したことで、再び白星量産態勢に入りたいところだ。