2019.02.14
12月24日(現地時間23日)終了時点で、ウエスタン・カンファレンス7位の18勝15敗を記録しているのがサクラメント・キングスだ。
22日(同21日)のメンフィス・グリズリーズ戦を102-99の3点差で制し、24日(同23日)に行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦では、第4クォーターに36-21と突っ走り、最後は122-117の5点差で勝利を収めている。
キングスはリーグの中で見てもきわめて若いロースターで構成されている。イマン・シャンパート(8年目)とコスタ・クーフォス(11年目)を除くと、ローテーション入りしているメンバーはキャリア4年目以下の選手というラインナップで戦っている。
ペリカンズ戦では、バディ・ヒールドが6本の3ポイント成功を含むゲームハイの28得点に6リバウンド、ボグダン・ボグダノビッチが24得点4リバウンド7アシスト、ウィリー・コーリー・スタインが22得点17リバウンド3スティール、ディアロン・フォックスが19得点11アシスト2スティールをマークし、ペリカンズから逆転勝利を奪ってみせた。
このチームの指揮官を務めるデイビッド・イェーガーHCは試合後、「我々は(劣勢であろうと)ゲームから決して逃げたりはしない。ゲームが大好きなんだ。それがこのチームのアイデンティティーでもある。我々には若い身体と若いマインドがあるのさ」と『AP』へ語り、今季18勝目について総括。
キングスは残り約7分半で11点ビハインドの劣勢だったものの、そこから14連続得点を含む19-5のランを見せて爆走し、残り2分3秒で113-110と逆転に成功してみせた。
今季ここまで2度対決し、いずれもゲーム終盤に逆転して2勝したゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、『SB Nation』へキングスについてこんな言葉を残していた。
「彼らはいいチーム。すごく自信を持ってプレーしており、とても速いゲームを見せている。彼らには多くのシューターがおり、プレッシャーがかかろうともあきらめたりしないんだ」。
そんなキングスを象徴するデータがある。『NBA.com』によると、残り5分で5点差以内というクラッチシチュエーションにおいて、キングスはリーグトップの13勝4敗をマークしているという。さらに、この状況において、ネット・レーティング(100ポゼッションにおける得失点差)で+32.6という驚異的な数字を残している。
勢いに乗るキングスにとって、今後のスケジュールでどこまで白星をつかむことができるかがポイントになるだろう。
というのも、27日(同26日)から来年1月6日(同5日)にかけて、ウエスト上位チームとの6連戦が控えているからだ。ロサンゼルス・クリッパーズ、ロサンゼルス・レイカーズとの2連戦、ポートランド・トレイルブレイザーズ、デンバー・ナゲッツ、ウォリアーズと戦う6試合で、キングスが勝ち越すことができるならば、さらに勢いを増すに違いない。
もし仮に負け越してしまったとしても、とても楽しみなチームがウエストで台頭しているのは確かなようだ。
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