新人ながらオールスター選出濃厚なルカ・ドンチッチがMJ以来の好成績を記録中!

すでにオールスター級の成績を残している大物ルーキー、ドンチッチ[写真]=Getty Images

4試合連続の25得点5リバウンド5アシスト以上はここ40年でジョーダン以来初

 1月18日(現地時間17日)に発表されたNBAオールスターゲーム2019のファン投票途中経過第3弾で、ダラス・マーベリックスの新人ルカ・ドンチッチはオールスター選出がほぼ当確かと思えるほどの得票数を記録。

 ウエスタン・カンファレンスのフロントコート部門において、ドンチッチはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の377万807票に次ぐ330万1,825票を獲得。これはリーグ全体で見ても3位の得票数となった。

 もしこのままオールスター出場が決まれば、2011年のブレイク・グリフィン(当時ロサンゼルス・クリッパーズ/現デトロイト・ピストンズ)以来初。スターターで出場となれば、03年のヤオ・ミン(元ヒューストン・ロケッツ)以来の快挙となる。

ルーキーながら2011年のオールスターに選出されたグリフィン(右)[写真]=Getty Images

 18日(同17日)終了時点で、ドンチッチ率いるマブスは20勝24敗でウエスト13位。現在は2連敗中と、順位を落としている。

 17日(同16日)のサンアントニオ・スパーズ戦で、ドンチッチはゲームハイの25得点に加えて8リバウンド8アシストを奪ったものの、101-105と惜敗。マブスを勝利へと導くことはできなかった。

 「毎日、僕はこのリーグのことをもっと知ることができている。結局のところ、これはバスケットボールなんだ」と『AP』へ語っていた19歳のドンチッチだが、少なくともここ数年のルーキーよりもバスケットボールを深く理解しているルーキーなのは間違いない。

 スパーズ戦を終えた時点で、ドンチッチは5試合連続25得点以上を挙げたことで、2010年のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)以来初のルーキーとなった。10代のルーキーとしても、03-04シーズンのカーメロ・アンソニー(当時デンバー・ナゲッツ/現ロケッツ)以来の好成績を残している。

ルーキーシーズンのジョーダンは平均28.2得点6.5リバウンド5.9アシストを記録して新人王を獲得[写真]=Getty Images

 さらに、ドンチッチはここ4試合において、いずれも25得点以上挙げているだけでなく、5リバウンド5アシスト以上も残している。実はNBAとABAが合併した1976-77シーズン以降、ルーキーでこの記録を達成したのは84-85シーズンのMJことマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)しかいないことがわかった。

 ジョーダンはルーキーシーズンに2度、5試合連続でこの記録を達成。2月17日が誕生日のため、ジョーダンは21歳と22歳の時に25得点5リバウンド5アシスト以上をマークしたのだが、ドンチッチがまだ19歳だということを考慮すると、驚異的なパフォーマンスを続けていると言っていいだろう。

 ドンチッチは17日(同16日)終了時点で平均20.3得点6.7リバウンド5.1アシスト。オールラウンドかつ勝負どころでもクラッチプレーヤーとして真価を発揮しているだけに、ドンチッチのオールスター選出はほぼ間違いないのではないだろうか。

モバイルバージョンを終了