2019.01.11
ダラス・マーベリックスの新人ルカ・ドンチッチは、12月27日(現地時間26日)終了時点で平均19.0得点6.7リバウンド5.1アシスト1.1スティールを記録する今季の新人王最有力候補。
マブスは12月中旬から6連敗を喫してしまい、16勝17敗でウエスタン・カンファレンス12位ではあるものの、ウエスト8位のサンアントニオ・スパーズとのゲーム差は2.0と、プレーオフ出場のチャンスも十分あると言っていいだろう。
ドンチッチは連敗を6でストップした27日(同26日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で、21得点9リバウンド10アシストというあわやトリプルダブルの大活躍を見せて、マブスを勝利へと導く大活躍を見せた。
そんな中、19歳ながらマブスをけん引するドンチッチに対して、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のルーキー時代と比較する声が上がっている。
クリーブランド・キャバリアーズでNBAデビューしたレブロンは、平均20.9得点5.5リバウンド5.9アシスト1.6スティールを残して2003-04シーズンの新人王に輝いた。
このことを知ったドンチッチは「これはすごいこと。彼は僕のアイドルだから、(比較されるだなんて)びっくりしたよ」と『ESPN』へ喜びのコメント。
先日、レブロンはいつか一緒にプレーしてみたい選手として、アンソニー・デイビス(ペリカンズ)らと共にドンチッチの名前も挙げていた。するとドンチッチは「いつかそうなるかもね。いずれ分かるよ」と笑みをこぼしながら切り返した。
ちなみに、レブロンによる“いつか一緒にプレーしてみたい選手”のリストには、ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーン(いずれもゴールデンステイト・ウォリアーズ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)も含まれていた。
オールスターの常連選手たちと共にリストアップされたことは、ドンチッチという選手に十二分の魅力とポテシャルがあることを言い表している。ドンチッチは言う。
「僕にとって、本当にスペシャルなこと。そう言ってくれたことは、僕がもっともっと良い選手になるために、ハードワークしていくエネルギー源になるよ」。
レギュラーシーズンはまだ中盤に差し掛かったばかり。新人王レースも、平均16.3得点10.9リバウンドを記録するビッグマン、ディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ)や平均15.5得点にルーキートップの7.2アシストを記録中のトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)が台頭してくる可能性がある。現時点ではドンチッチが本命ではあるものの、確実とは言い切れない。
とはいえ、熟練のベテランのようなムーブを随所に見せる魅惑のオールラウンダーは、今季のルーキーの中で最も強烈なインパクトを放っていることは疑いようのない事実。今後もリーグを席巻するパフォーマンスを続けてほしいところだ。
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