2019.01.29
12月29日(現地時間28日)に行われたダラス・マーベリックスとニューオーリンズ・ペリカンズの一戦は、両チームのトップスコアラーによる競演で盛り上がった。
マブスでは新人ルカ・ドンチッチが第2クォーターだけで挙げた13得点を含む自己最高の34得点、ペリカンズではADことアンソニー・デイビスが第4クォーターだけで15得点を奪うなどシーズンハイの48得点をたたき出す爆発ぶり。
ゲームはアウェーのマブスが試合の大半をリードしていたものの、同点13回、リードチェンジ19回という激戦に発展。特に第4クォーターでは同点7回、リードチェンジ7回を数えた。
残り1分18秒、ドンチッチがこの日7本目の3ポイントをねじ込んでマブスに1点リード(112-111)をもたらす。ペリカンズは直後のポゼッションでターンオーバーを犯してしまうも、イートワン・モアがドンチッチからスティールを奪う。そして残り43.0秒にデイビスが貴重な3ポイントプレーを完遂し、最終スコア114-112で激戦に終止符を打った。
サウスウエスト・ディビジョン同士となったこの試合。ドンチッチは10投中7本の3ポイント成功を含む34得点に3アシスト、デイビスはフィールドゴール32投中20本にフリースロー11投中8本を沈めて48得点をマーク。さらにゲームハイとなる17リバウンドに4アシスト2スティール2ブロックのモンスター・パフォーマンス。
デイビスの活躍を間近で見たマブスのリック・カーライルHCは、驚嘆せざるをえなかった。
「もし彼がMVPでなければ、正しい場所へと行くことになるだろう。ダブルチームでガードしてもチームメートを見つけ出し、オープン3の機会を作り出す。リバウンドでも驚異的だった。あの男は息をのむようなプレーをやってのける。すばらしい選手だ」と試合後に『AP』へ語っていた。
ペリカンズは勝負どころで、モアが値千金のスティールをもたらし、デイビスの3ポイントプレーにつなげていた。「俺たちはハッスルポイントに対してすごく高いプライドを持ってる」とデイビスはチームメートのプレーを称賛。僅差のゲームではあったものの、ペリカンズはハッスルプレーでマブスを上回り、勝利を手にしたと言っていいだろう。
マブスは27日(同26日)のペリカンズ戦には勝利したものの、連勝ならず。一方のペリカンズは、マブスへのリベンジによって連敗を5で止めた。
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