2019.01.23

『ESPN』が選出した今季のオールスター予想メンバー、ヨキッチは当確か?/ウエスト編

ウエスト2位のナゲッツのけん引役ヨキッチ(左)はほぼ確実、マレー(右)は混戦のガード陣を勝ち抜けるか注目したい[写真]=Getty Images
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 1月22日(現地時間21日)をもって、「NBAオールスターゲーム2019」のファン投票が終了。今後のスケジュールとしては、25日(同24日)にスターター枠ならびにキャプテン(ファン投票でトップになった選手)が発表され、2月1日(同1月31日)にヘッドコーチ投票によるリザーブ選手が各カンファレンスから7名ずつ明かされることとなる。

 なお、チーム構成は今年も各カンファレンスでキャプテンになった選手がオールスターメンバーを交互に指名するドラフト制となる。この模様は2月8日(同7日)にTNTでテレビ中継される予定だ。

 今回はファン投票とは関係なく、23日(同22日)に現地メディア『ESPN』へ掲載されていたザック・ロウ記者による今年のオールスターメンバーを紹介したい。続いてウエスタン・カンファレンス編をお届けしていこう。
※チーム名は略称、所属は日本時間1月22日終了時点、G=ガード、FC=フロントコート

■オールスターゲーム2019予想メンバー(ウエスト編)

<スターター>
G:ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)
G:ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
FC:ポール・ジョージ(サンダー)
FC:ケビン・デュラント(ウォリアーズ)
FC:アンソニー・デイビス(ペリカンズ)

2年連続MVP獲得も夢ではない大暴れを見せるハーデン。スターター選出も納得だ[写真]=Getty Images

<リザーブ>
ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ/FC)
レブロン・ジェームズ(レイカーズ/FC)
デイミアン・リラード(ブレイザーズ/G)
ルディ・ゴベア(ジャズ/FC)
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ/FC)
ラッセル・ウェストブルック(サンダー/G)
ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ/FC)

自己ベストのアシストを記録するKD、主要項目で自己最多の成績を残すAD

 ファン投票の途中経過第3弾では、バックコート上位2人がカリーとデリック・ローズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、フロントコートではレブロン、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、ジョージとなっていたが、ここでセレクトされたのはハーデン、カリー、ジョージ、KDことデュラント、ADことデイビスの5人。

 今季のMVP候補筆頭であり、驚異的なスコアリングショーを展開するハーデンは当然と言えば当然か。デュラントも今季平均28.0得点7.4リバウンドに加えてキャリアハイの6.0アシストをマーク。3ポイント成功率(38.5パーセント)が上昇すれば、自身2度目のフィールドゴール成功率50パーセント以上、3ポイント成功率40パーセント以上、フリースロー成功率90パーセント以上も夢ではない。デイビスは今季、平均29.3得点13.3リバウンド4.4アシスト1.7スティールといずれも自己ベストの成績を残しており、平均2.6ブロックも昨季と同等の数字で大車輪の活躍だ。

ファン投票途中経過第3弾ではフロントコート部門でトップ3からもれたデュラント(左)とデイビス(右)がスターター枠としてセレクト[写真]=Getty Images

ヨキッチの初選出はほぼ当確、ゴベアも初選出でドンチッチは落選?

 レブロンをリザーブ枠にしたのは、今季の30パーセントにあたる試合数を欠場しているため。世界最強プレーヤーであることは皆が知っているし、本人も知っている。とはいえ、平均27.3得点8.3リバウンド7.1アシストを挙げている選手をリザーブに入れるというのは、タレントがそろうウエストならではと言っていい。

 なお、センターながら平均7.7アシストでリーグ6位にランクインし、平均19.6得点10.0リバウンド1.3スティールを挙げているヨキッチは初のオールスター選出当確と言っていいはずだ。今季開幕前、ナゲッツがシーズン折り返し地点でウエスト2位にいると予想できた者はほぼ皆無だったに違いない。

 また、リラードとタウンズは昨季と同等に所属チームをけん引している。オルドリッジはスパーズの指揮官グレッグ・ポポヴィッチHCから絶大な信頼を得ており、攻防両面において大黒柱として君臨。ウェストブルックはここまでケガで8試合に欠場したものの、3シーズン連続で平均トリプルダブルを達成しようかという勢いを見せている。

 昨季の最優秀ディフェンシブプレーヤー賞(DPOY)を獲得したゴベアは、今季平均14.9得点13.1リバウンド2.2アシストと、主要3部門で自己ベストを記録。この男がコートにいると、ジャズは100回のディフェンスにおける失点でリーグトップに相当する100.3点へと向上する。さらに、オフェンス面でも今季はリーグトップのフィールドゴール成功率65.0パーセントをマークしている。

 こう見てみると、ファン投票とプレーヤー投票、そしてバスケットボールメディアによる投票で構成されるスターター枠でなければ、新人ドンチッチがオールスター入りすることは相当厳しいと言わざるをえない。

ディフェンダーのイメージが強いゴベアだが、オフェンス面でも成長しており、今年初選出されるか注目したい[写真]=Getty Images

 最後に、その他の候補選手は以下のとおり。今回紹介したロースターはあくまで予想のため、この中の選手がオールスターゲームのリザーブ枠で選出される可能性も十分あるだろう。

ドリュー・ホリデー(ペリカンズ/G)
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/FC)
トバイアス・ハリス(クリッパーズ/FC)
デマー・デローザン(スパーズ/G)
ドノバン・ミッチェル(ジャズ/G)
ジャマール・マレー(ナゲッツ/G)
クレイ・トンプソン(ウォリアーズ/G)
ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ/FC)
クリント・カペラ(ロケッツ/FC)
スティーブン・アダムズ(サンダー/FC)
ユスフ・ヌルキッチ(ブレイザーズ/FC)
デビン・ブッカー(サンズ/G)
マイク・コンリー(グリズリーズ/G)
ディアロン・フォックス(キングス/G)
バディ・ヒールド(キングス/G)
デリック・ローズ(ウルブズ/G)

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