平均スタッツランキング、レブロンとADが平均得点でトップ/オールスター特別企画②

オールスターにおける平均得点で歴代トップタイに君臨するレブロン(左)とデイビス(右)[写真]=Getty Images

2月18日(現地時間17日)にノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターで行われる「NBAオールスターゲーム2019」。オールスターの出場選手が発表され、開催が刻一刻と近づいてきている。そこでバスケットボールキングでは、68回目となるオールスター出場選手紹介に加え、オールスターにまつわる記録や大盛り上がりしたイベント、印象的なゲームや選手なども順次お届けしていく。

<オールスター特別企画②>
オールスター平均スタッツランキング

 第2回は、昨年までに行われてきた過去67回のオールスターゲームに出場してきた選手たちが残した平均スタッツランキングを紹介したい。
※大字は今年の出場選手、現役選手の所属は現地時間2月3日終了時点

■平均得点TOP5

1.レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ):24.5得点
-.アンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ):24.5得点
2.ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー):24.4得点
3.ケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ):24.3得点
4.ブレイク・グリフィン(デトロイト・ピストンズ):21.8得点
5.ポール・ジョージ(オクラホマシティ・サンダー:20.8得点

上位4選手はわずか0.2得点差、久々登場のグリフィンにも注目

 昨年MVPに輝いたレブロン、トレードの交渉が大詰めに入ったADことデイビスが歴代トップタイ。だが2位のウェストブルック、3位のデュラントを加えた上位4選手の差はたったの0.2得点。今年のオールスターには4人とも出場するため、高得点を挙げた選手が歴代1位に躍り出る可能性が高い。また、15年以来初のオールスター出場となったグリフィンが、これまで選出されなかったうっぷんを晴らすことになれば、ここで紹介したランキングは大きく変動しそう。

グリフィンは2014年のオールスターで38得点を奪っている[写真]=Getty Images

■平均リバウンドTOP5
1.ボブ・ペティット(元セントルイス・ホークスほか):16.2本
2.ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか):15.2本
3.モーリス・ストークス(元ロチェスター・ロイヤルズほか):14.0本
4.デイブ・コーウェンス(元ボストン・セルティックスほか):13.5本
5.ジョージ・マイカン(元ミネアポリス・レイカーズ):12.8本

昨年と変動なし、タウンズや初出場組に期待

 上位5選手は昨年と変わらず。現役選手で期待したいのは、初出場した昨年に10リバウンドを稼いだカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)。3シーズン連続で平均12本以上のリバウンドを記録しており、プレータイムさえ伸びれば好成績を残すことができそう。また、初出場となるニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)とニコラ・ブーチェビッチ(オーランド・マジック)もリバウンドに定評があるため、オールスター本戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。

■平均アシストTOP5
1.クリス・ポール(ヒューストン・ロケッツ):13.2本
2.アービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ):11.5本

3.カイリー・アービング(ボストン・セルティックス):9.2本

4.アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ):8.8本
5.ゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか):8.1本

歴代3位のカイリー、今季絶好調のラウリーにも注目

 キャリア平均5.6アシストのカイリーは、オールスターではそれを大きく上回る数字を残している。今年も華麗なパスさばきで多くの得点機会を演出しそうだ。注目したいのは歴代7位(平均7.2本)を記録するトロント・ラプターズのカイル・ラウリー。キャリア13シーズン目の今季、ラウリーはキャリアハイとなる平均9.2アシストと好調をキープしており、レギュラーシーズン同等のプレーを見せることができれば、2ケタアシストも十分可能だろう。

■平均スティールTOP5
1.リック・バリー(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか):3.2本
2.ジョージ・マッギニス(元インディアナ・ペイサーズほか):3.0本
-.ウォルト・フレイジャー(元ニューヨーク・ニックスほか):3.0本
3.クリス・ポール(ヒューストン・ロケッツ):2.9本
4.マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか):2.8本
-.アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ):2.8本

-.カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ):2.8本

5.ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか):2.7本

過去4度の出場でいずれも2本以上を記録するラウリー

 昨年まで4度出場したオールスターで、毎年2本以上のスティールを奪ってきたラウリーがジョーダン、トーマスというレジェンドに並ぶ4位タイという好位置。上位との差はわずかであり、もし今年のオールスターでラウリーが6スティールすることとなれば、一気に歴代トップへ躍り出ることとなる。

昨年は11アシストに3スティールを挙げたラウリー(右)[写真]=Getty Images

■平均ブロックTOP5
1.カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか):2.1本
2.アロンゾ・モーニング(元マイアミ・ヒートほか):2.0本
3.アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか):1.9本
4.パトリック・ユーイング(元ニューヨーク・ニックスほか):1.8本
5.ケビン・マクヘイル(元ボストン・セルティックス):1.7本

上位陣は不動、昨年2本をマークしたエンビードに注目

 1970年代から90年代にかけて活躍したビッグマンたちが上位を独占している。現役ではドワイト・ハワード(ワシントン・ウィザーズ)が平均1.1本で10位。注目したいのはジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)だ。初出場となった昨年、エンビードは約20分のプレータイムで2本もブロックを浴びせているからだ。今年もスターターとして出場するため、エンビードが数字を大きく伸ばすことは十分可能ではないだろうか。

初出場となった昨年は、ウェストブルック(左)に豪快なブロックを浴びせたエンビード(右)[写真]=Getty Images

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