健康を取り戻したラプターズのカワイ・レナード「すごくいい状態でプレーできている」

ラプターズでプレーする今季、自己ベストの平均27.0得点を記録するレナード[写真]=Getty Images

イースト上位に君臨するラプターズで自己最高の成績を記録するレナード

 サンアントニオ・スパーズに所属していた昨季、カワイ・レナード(現トロント・ラプターズ)は大腿四頭筋の負傷もあり、わずか9試合のみの出場に終わった。

 昨年7月にトレードでラプターズへ移籍し、心機一転して迎えた今季は、ここまで49試合に出場。キャリアハイとなる平均34.3分27.0得点7.3リバウンドに加えて3.2アシスト1.8スティールを記録している。

 ラプターズは今季、2日続けて試合が組まれているスケジュールでレナードを2試合目に休ませており、ここまでのところ長期欠場もなくチームのトップスコアラーとして活躍。

 地元メディア『TSN Sports』でラプターズの番記者を務めるジョシュ・ローウェンバーグ記者によると、レナードは今季、自身の健康を取り戻して十分にプレーできているという。

「僕とチームは、ここまですばらしいコンディション管理ができていると思う。(ケガが)再発することもないし、コントロールできない状態に陥ることもないんだ。最高さ。プレーできていることをうれしく思ってる。今は本当に調子がいいんだ」。

積極果敢に攻め立てるレナード。自己最高のフリースロー試投数(平均7.4本)を残している点も称賛に値する[写真]=Getty Images

 レナードが所属するラプターズは、3月13日(現地時間12日)終了時点でミルウォーキー・バックス(51勝17敗)に次ぐイースタン・カンファレンス2位の48勝20敗。3位タイ(43勝25敗)のインディアナ・ペイサーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとは5.0ゲーム離れているため、よほどのことがない限り、イースト2位または1位でプレーオフに出場できる見込みとなっている。

 レギュラーシーズンは残り14試合。そのうち2日連続で試合があるのは一度ということを考えると、レナードはほぼすべての試合に出場することが予想される。

 もっとも、プレーオフのシード順が確定すれば、大舞台に向けて主力を酷使せず、チーム側はレナードに休息を与えるかもしれない。

 ラプターズは2月8日(同7日)のトレードデッドラインで元オールスターセンターのマルク・ガソルを獲得し、ベンチにはジェレミー・リンを補強。フランチャイズ史上最強と言っても過言ではない豪華戦力でNBAファイナル進出を見据えている。

 今季終了後にプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になることが濃厚なレナードにとって、今年のプレーオフは今後のキャリアに大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

健康を取り戻したレナード。今季は万全のコンディションでプレーオフへ臨めそうだ[写真]=Getty Images

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