KDに5ブロックの洗礼を浴びるも、持ち前の万能性を駆使して活躍中
昨年のドラフト1巡目2位でサクラメント・キングス入りしたルーキー、マービン・バグリー三世が好調を維持している。
左膝の負傷などもあり、3月22日(現地時間21日)終了時点で19試合を欠場しているものの、52試合(うち先発は2試合)で平均24.7分14.5得点7.2リバウンド1.0アシスト1.0ブロックをマーク。
2月11日(同10日)のフェニックス・サンズ戦ではフィールドゴール15投中10本(うち3ポイントは2投中1本)、フリースロー13投中11本を決め切り自己最多の32得点を奪って勝利に貢献。当時19歳だったバグリー三世は、キングスのフランチャイズ史上最年少で30得点以上を挙げた選手となった。
その一方で、2月22日(同21日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦ではチームトップの28得点14リバウンドの大暴れを見せたものの、KDことケビン・デュラントに前半だけで5ブロックを浴びる洗礼も。
ゲームも僅差で敗れたことで、悔しい思い出になってしまったものの、バグリー三世は積極果敢にデュラントへ向かっていった。試合後に「俺はラッキーだったんだ。バグリー三世はルーキーで、俺の前にボールを出してしまったから、それを取っ払ったまでさ」と語ったデュラントに対して、「あんたは僕が向かってくることを知ってたのか」と悔しさをにじませながらツイートしていた様子が印象的だった。
それをモチベーションとしたのか、バグリー三世は直近3試合で絶好調。いすれもベンチスタートでプレータイムは30分未満ながら、バグリー三世は3試合連続で21得点7リバウンド以上をもぎ取り、チームも2勝1敗と好成績。3月22日(同21日)に行われたダラス・マーベリックス戦では22得点12リバウンド4ブロックの大暴れを見せた。
今季のルーキーにはルカ・ドンチッチ(マブス)やトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、ディアンドレ・エイトン(サンズ)といった有望な選手たちがいるのだが、211センチの万能戦士バグリー三世も注目に値するパフォーマンスを見せている。