残り試合を成長するための貴重な時間と捉えてプレーを続けるクーズマ
3月23日(現地時間22日)のブルックリン・ネッツ戦に敗れたことで、6年連続のプレーオフ不出場が確定したロサンゼルス・レイカーズ。
レブロン・ジェームズを筆頭に、実績のあるベテランを複数加えた今季のレイカーズは、開幕3連敗を喫したものの、徐々に調子を上げていき、昨年12月下旬にはウエスタン・カンファレンス4位という好位置にいた。
しかし、12月26日(同25日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとのクリスマスゲームを機にチーム成績は徐々にダウン。ウォリアーズ戦にこそ勝利したものの、その試合でレブロンが左股関節、ラジョン・ロンドが右手薬指のじん帯を痛めたことで戦線離脱。
レブロンとロンドは1月中に復帰したものの、ロンゾ・ボールが左足首の負傷、ブランドン・イングラムも深部静脈血栓症で戦線離脱。結局、最後までフルメンバーがそろわず、プレーオフを逃すことに。
キャリア2年目の今季、レブロンに次ぐ平均18.5得点に5.6リバウンド2.7アシストを記録するカイル・クーズマはネッツ戦敗退後、「(開幕時)まさかプレーオフ出場を逃すだなんて、考えてもいなかった」と地元メディア『Silver Screen & Roll』へコメント。そしてこう続けた。
「数多くの選手がケガのため離脱したことで、僕らは(プレーオフ戦線から)脱落してしまった。それがすべてだと思う。シーズン途中まではすばらしいポジションにいたんだけど、多くのケガが起こったことで狂ってしまった」。
25日(同24日)に行われたサクラメント・キングス戦で、クーズマはレブロン(29得点11リバウンド11アシスト)と並ぶゲームハイの29得点に6リバウンドをマーク。レイカーズは111-106で勝利に貢献し、連敗を5でストップ。
残り9試合について、クーズマは「一日一日、うまくなれるようにプレーし続けていく。長期間にわたって活躍できるようにハードにプレーしていくよ。僕はここまで、いい仕事をしてきたと思ってる。(残りの試合で)成長すべき余地があるのはいいことさ」と力強く語っている。
レイカーズは今季もプレーオフを逃すという残念な結果になったものの、まだシーズンは終わっていない。プレーできるコンディションにあるクーズマにとって、残り9試合は来季以降に向けて自身がさらに成長するための貴重な時間と言っていいだろう。