ブレッドソーらの活躍でバックスが球宴後リーグベストの戦績を残すロケッツを撃破!

ハーデン(中央)のショットに襲い掛かり、見事なブロックを決めた⑥ブレッドソー[写真]=Getty Images

「自分の強みを活かした」ブレッドソーが攻防両面で殊勲の大活躍!

 3月27日(現地時間26日)、ミルウォーキー・バックスのホーム、ファイサーブ・フォーラムで、バックス対ヒューストン・ロケッツの試合が行われた。

 リーグトップの55勝19敗を誇るバックスにはヤニス・アデトクンボ、オールスター後14勝3敗とリーグトップの勝率82.4パーセントを誇るロケッツにはジェームズ・ハーデンという、今季のMVP候補筆頭の選手を擁していたこともあり、大きな注目を集めたものの、終わってみれば108-94とバックスの快勝に終わった。

 この試合で最も輝いたのは、バックスの先発ポイントガード、エリック・ブレッドソーだったと言っていいだろう。185センチ92キロと、高さはないものの、“ミニレブロン”とも称されるほど屈強な肉体を持つブレッドソーは、ディフェンスではハーデン相手にタイトなディフェンスを遂行。

 バックスが32-18と圧倒し、試合の行方を決定づけた第3クォーターに1人で16得点の大暴れを見せるなど、ブレッドソーはハーデンに並ぶゲームハイタイの23得点に3リバウンド7アシスト2ブロックをマーク。「僕は自分の強みを活かしてプレーしただけさ」と『AP』へ自信満々に語った。

 これにはマイク・ブーデンホルザーHC(バックス)も大絶賛。「彼がコートの(オフェンスとディフェンスの)両エンドでやってのけたことはすごく特別なものだった。彼はきっとチャレンジが大好きなのさ。彼は途方もないディフェンダーだと私は思う」とブレッドソーに最大級の賛辞を送った。

クリッパーズ在籍時のチームメート、ポール(左)相手にも積極果敢に攻め立てたブレッドソー(右)[写真]=Getty Images

 バックスではブレッドソーのほか、アデトクンボが19得点14リバウンド4アシスト、パット・カナトンが4本の3ポイント成功を含む14得点に7リバウンド4アシスト2スティール2ブロック、クリス・ミドルトンブルック・ロペスがそれぞれ13得点、今季初先発したスターリング・ブラウンが8得点11リバウンド3アシストをマーク。

「チーム全員がエナジーを発揮していた。僕らはハードにプレーしたんだ」とアデトクンボ。バックスはここ5試合で4勝と、好調をキープしている。

 一方のロケッツでは、ハーデンが23得点10リバウンド7アシスト2ブロック、クリス・ポールが19得点9リバウンド4アシスト、クリント・カペラが17得点11リバウンド2ブロック、ダヌエル・ハウスJr.が15得点4リバウンドを挙げた。

「俺たちは自分たちでオープンショットを作り出すことはできていた。でも彼らをノックダウンさせるまでには至らなかったんだ。(バックス相手に)競い合ったけど、彼らは第3クォーターで一気に加速してしまったんだ」と敗戦を悔んだ。

東西MVP筆頭候補による対決は、個人成績ではハーデン(左)、試合はアデトクンボ(右)に軍配が上がった[写真]=Getty Images

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