「俺は今すぐにでも競い合いたいんだ」と語ったレブロンが重要な夏を迎える
ロサンゼルス・レイカーズでキャリア16シーズン目をプレーしたレブロン・ジェームズ。今季は股関節の負傷もあり、自己最少となる55試合の出場にとどまった。
それでも、これまでのキャリアで最も少ないプレータイム(平均35.2分)ながら、平均27.4得点8.5リバウンド8.3アシスト1.3スティールという見事な成績を残してみせた。
昨夏レイカーズと結んだレブロンの契約は4年間。今季はプレーオフ出場を逃してしまったとはいえ、レイカーズには今夏にオールスター選手を少なくとも1人加えることが可能なキャップスペースがある。
今夏に制限なしフリーエージェント(FA)になるのはクレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)、デマーカス・カズンズ(ウォリアーズ)、ニコラ・ブーチェビッチ(オーランド・マジック)などがおり、プレーヤーオプションを破棄して制限なしFAになることができる選手のリストにはケビン・デュラント(ウォリアーズ)やカワイ・レナード(トロント・ラプターズ)、カイリー・アービング(ボストン・セルティックス)といった超大物選手が名を連ねている。
レブロン自身はアービン“マジック”ジョンソン(バスケットボール運営部門代表)とロブ・ペリンカGMが今夏に超大物を獲得できると考えており、レイカーズのFA戦線について「すごく楽観的だ」と現地メディア『Bleacher Report』へ語っていた。
4月4日(現地時間3日)に同メディアへ掲載された記事の中で、レブロンは「俺はこのフランチャイズを向上させる必要があると思ってる。そのために俺はここに来たんだ。勝利するためにね。このチームに関わる者全員が、もっと向上する必要があるのは明らかだ。そしてこのリーグには数多くのタレントがおり、たくさんの選手たちが俺たちのフランチャイズを手助けすることができるはずだ。だからこそ、俺はこのチームを向上させるべく動くし、(チームの成長を手助けできる)選手を探すのさ」と今夏に向けて意気込んでいる。
来季でレイカーズ2シーズン目を迎えるにあたって、「俺にとって、重大な夏になる」と口にしたレブロン。「このフランチャイズは永遠に続いていく。だが俺にとってはこの夏はすごく重要なんだ。なぜなら俺は競い合いたい。今すぐに競い合いたいんだ」と力強い言葉を残している。そしてこう言い放った。
「俺は自分自身にすごく自信を持ってる。そして俺と一緒にプレーしたがっている選手がいることもね。すごく自信があるんだ」。
はたして、レブロンとレイカーズは今夏、どのような補強を断行するのか。特にレブロンと共にレイカーズを優勝戦線へと導くスター選手が誰になるのかは、非常に気になるところだ。