2019年の殿堂入りメンバー12名が発表、キングスのGMディバッツやモンクリーフらが選出

現在キングスのGMを務めるディバッツらが殿堂入りメンバーに選出された[写真]=Getty Images

 4月7日(現地時間6日)、ネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)は、2019年にバスケットボール殿堂入りする12名を発表した。

NCAAのファイナル4が行われる会場、U.S.バンク・スタジアムで殿堂入りメンバーが発表された[写真]=Getty Images

 今年の9月7日(同6日)にマサチューセッツ州スプリングフィールドで行われる式典で殿堂入りする選手とコーチ、チームは以下のとおり。
※以降、チーム名は略称

<2019年バスケットボール殿堂入りメンバー>
■北米委員会選出

ビル・フィッチ(コーチ)
ボビー・ジョーンズ(元シクサーズほか)
シドニー・モンクリーフ(元バックスほか)
ジャック・シクマ(元ソニックスほか)
ポール・ウェストファル(元サンズほか)
テネシー大学A&I校 1957-59(チーム/現テネシー州立大学)

■女子委員会選出
テレサ・ウェザースプーン(WNBA/元ニューヨーク・リバティほか)

■ネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム選出
アル・アトルズ(功労者/元ウォリアーズほか)

■早期アフリカ系アメリカ人パイオニア委員会選出
チャールズ・クーパー(元セルティックスほか)

■インターナショナル選手委員会選出
ブラデ・ディバッツ(元キングスほか)

■ベテラン委員会選出
カール・ブラウン(元ニックスほか)

■女子ベテラン委員会選出
ウェイランド・バプティスト大学 1948-82(チーム)

球宴選出のディバッツとシクマ、守備巧者のジョーンズとモンクリーフが選出

 ディバッツはユーゴスラビア出身のセンターで、NBAではレイカーズ、ホーネッツ、キングスでプレーし、01年にはオールスターに選出された。キャリア16シーズンでNBA史上7人しか達成していない通算1万3,000得点、9,000リバウンド、3,000アシスト、1,500ブロックを達成。現在はキングスでGMを務めている。

 7度のオールスター選出を誇るシクマは211センチ104キロのビッグマン。79年にはソニックス史上初優勝に貢献し、オールディフェンシブチームにも選ばれた実績を誇る。キャリア14シーズンで1,107試合(うち先発は739試合)に出場し、平均15.6得点9.8リバウンド3.2アシストを残した。

 また、シクサーズで83年の優勝に貢献したジョーンズは、5度のオールスター選出をはじめ、オールディフェンシブチームに11度選ばれた実績を誇る。83年には最優秀シックスマン賞に輝いており、NBAキャリアで平均11.5得点5.5リバウンド2.4アシスト1.4スティール1.3ブロックを記録。

 ガードの選手としては、最優秀ディフェンシブプレーヤー賞に2度も輝いたモンクリーフが選ばれた。キャリア11シーズンでオールスターには5度、オールNBAチームとオールディフェンシブチームにそれぞれ5度選出されており、キャリア平均15.6得点4.7リバウンド3.6アシストを挙げた。

 なお、ディバッツとキングス在籍時にチームメートとして戦ったクリス・ウェバー(元キングスほか)は、今年も殿堂入りできず。「できれば僕の次に殿堂入りしてほしいね」とディバッツは『ESPN』を通じて戦友へエールを送っていた。今年のオールスター期間に殿堂入りのファイナリストとしてウェバーとベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)の名前が発表されたが、今年の殿堂入りはならなかった。

バックスとホークスでプレーしたモンクリーフが選ばれた[写真]=Getty Images

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