2018-19レギュラーシーズンが終了、32年ぶりに全チームが平均100得点を突破

イーストならびにリーグトップはアデトクンボ(左)率いるバックス、カリー(右)擁するウォリアーズはウエストトップでフィニッシュ[写真]=Getty Images

 4月11日(現地時間10日)、NBAでは11試合が行われ、約6か月におよんだ2018-19レギュラーシーズンが幕を下ろした。開幕からハイスコアリングゲームが相次いだ今季は、全30チームが平均100得点以上をクリア。1986-87シーズン以来、32年ぶりとなった。

 それでは、カンファレンスごとの最終成績を見ていこう。各カンファレンスの上位8チームは、14日(同13日)からプレーオフを戦うこととなる。

■イースタン・カンファレンス最終成績
1.ミルウォーキー・バックス:60勝22敗
2.トロント・ラプターズ:58勝24敗
3.フィラデルフィア・セブンティシクサーズ:51勝31敗
4.ボストン・セルティックス:49勝33敗
5.インディアナ・ペイサーズ:48勝34敗
6.ブルックリン・ネッツ:42勝40敗
7.オーランド・マジック:42勝40敗
8.デトロイト・ピストンズ:41勝41敗
9.シャーロット・ホーネッツ:39勝43敗
10.マイアミ・ヒート:39勝43敗
11.ワシントン・ウィザーズ:32勝50敗
12.アトランタ・ホークス:29勝53敗
13.シカゴ・ブルズ:22勝60敗
14.クリーブランド・キャバリアーズ:19勝63敗
15.ニューヨーク・ニックス:17勝65敗

バックスがリーグトップ、プレーオフ最後のスポットはピストンズが勝ち取る

 開幕から白星先行で勝ち進んだバックスがイーストトップ、そしてリーグ全体でもトップの成績を残し、4月14日(同13日)から始まるプレーオフ全体のホームコートアドバンテージを手にした。プレーオフに進んだチームの中では、ネッツが15年以来初、マジックが12年以来初、ピストンズは16年以来初のプレーオフ返り咲きを決めた。

 最後までプレーオフ出場を懸けて戦っていたホーネッツは、11日(同10日)のマジック戦でケンバ・ウォーカーが43得点を挙げるも一歩及ばず。ヒートはドウェイン・ウェイドが現役最後の試合で通算5度目のトリプルダブル(25得点11リバウンド10アシスト)を記録したものの、ネッツに敵わず。

 なお、昨季まで4年連続でNBAファイナルへと勝ち進んだキャブスは、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)の退団とケガ人続出もあり、わずか19勝に終わった。

現役最後の試合をトリプルダブルで終えたウェイド(右)。会場にはレブロン(左)をはじめ、複数の友人が駆け付けた[写真]=Getty Images

■ウエスタン・カンファレンス最終成績
1.ゴールデンステイト・ウォリアーズ:57勝25敗
2.デンバー・ナゲッツ:54勝28敗
3.ポートランド・トレイルブレイザーズ:53勝29敗
4.ヒューストン・ロケッツ:53勝29敗
5.ユタ・ジャズ:50勝32敗
6.オクラホマシティ・サンダー:49勝33敗
7.サンアントニオ・スパーズ:48勝34敗
8.ロサンゼルス・クリッパーズ:48勝34敗
9.サクラメント・キングス:39勝43敗
10.ロサンゼルス・レイカーズ:37勝45敗
11.ミネソタ・ティンバーウルブズ:36勝46敗
12.メンフィス・グリズリーズ:33勝49敗
13.ニューオーリンズ・ペリカンズ:33勝49敗
14.ダラス・マーベリックス:33勝49敗
15.フェニックス・サンズ:19勝63敗

王者ウォリアーズが首位、ナゲッツとクリッパーズがプレーオフへ復帰

 一時はナゲッツに譲っていたウエスト首位の座をウォリアーズが奪還。3連覇を懸けて臨むプレーオフに向けて、好材料になったと言えるだろう。過去2シーズン、わずか1勝でプレーオフを逃していたナゲッツは、ウエスト2位という見事な成績を残し、13年以来初のプレーオフ進出。

 ウエストでは昨季プレーオフに出場していたウルブズとペリカンズがロッタリーへとダウンし、ウエスト8位の座にはクリッパーズが入った。06年を最後にプレーオフから遠ざかっているキングスは、ここ13シーズンで最高の成績を残したものの、ウエスト9位でフィニッシュ。プレーオフ出場は来季以降にお預けとなった。

 10日(同9日)に現役引退を発表したダーク・ノビツキー(マーベリックス)は、スパーズとの最終戦で20得点10リバウンドのダブルダブルという見事なプレー。試合には敗れてしまったものの、キャリア21シーズンをマブス一筋に戦い抜いた。

スパーズとの試合を終え、ノビツキーは21シーズンのNBAキャリアに終止符を打った[写真]=Getty Images

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