4月11日(現地時間10日)、NBAは2018-19レギュラーシーズンを終えた。今季はリーグ平均得点が111.2得点に達し、1970-71シーズン(112.4得点)以来の高水準。さらに、13選手が50得点以上をマークし、トリプルダブル達成数は127回、3ポイント成功数では2万7,955本を記録し、いずれも歴代最高の数字を残した。
ここでは、今季のレギュラーシーズンにおけるスタッツリーダーを紹介したい。
※所属は現地時間4月10日終了時点、チーム名は略称
■平均得点
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):平均36.1得点
■平均リバウンド
アンドレ・ドラモンド(ピストンズ):平均15.6本
■平均アシスト
ラッセル・ウェストブルック(サンダー):平均10.7本
■平均スティール
ポール・ジョージ(サンダー):平均2.2本
■平均ブロック
マイルズ・ターナー(ペイサーズ):平均2.7本
■平均出場時間
ブラッドリー・ビール(ウィザーズ):平均36.9分
ハーデンはジョーダン以来の高得点、ドラモンドは2季連続で平均15本をクリア
得点、リバウンド、アシストの主要3部門は昨季と同じ選手が獲得。ハーデンは1986-87シーズンに平均37.1得点を残したマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)以来のハイスコアを奪取。ドラモンドは2季連続で平均15本以上を奪い、1997、98年のデニス・ロドマン(元ピストンズほか)以来の大台を突破。また、ジョージ、ターナー、ビールは初のスタッツリーダーとなった。
■フィールドゴール成功数
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):843本
■フィールドゴール成功率
ルディ・ゴベア(ジャズ):66.9パーセント
■3ポイント成功数
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):378本
■3ポイント成功率
ジョー・ハリス(ネッツ):47.4パーセント
■フリースロー成功数
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):754本
■フリースロー成功率
マルコム・ブログドン(バックス):92.8パーセント
■アシスト/ターンオーバー比率
タイアス・ジョーンズ(ウルブズ):6.96
■ターンオーバー
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):387本
■パーソナルファウル
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ):292回
ショット成功数全般でハーデンがトップ、ハリスやブログドンが初のリーダーに
フィールドゴール、3ポイント、フリースローの成功数で、ハーデンがいずれもトップに君臨。また、3ポイント試投数でも1,028本というリーグ新記録を樹立した。ダンクの成功数で歴代トップの306本を記録したゴベアはフィールドゴール成功率でもトップ、ハリスとブログドンは初のスタッツリーダーに。ジョーンズは平均22.9分のプレータイムで4.8アシストをマークし、ターンオーバーをわずか0.7本に抑える抜群のボールコントロールを見せた。
■ダブルダブル
アンドレ・ドラモンド(ピストンズ):69回
■トリプルダブル
ラッセル・ウェストブルック(サンダー):34回
■リアルプラスマイナス(出場時の得失点差)
ポール・ジョージ(サンダー):+7.33
■リアルプラスマイナス(オフェンス編)
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):+7.32
■リアルプラスマイナス(ディフェンス編)
ルディ・ゴベア(ジャズ):+4.66
ウェストブルックが一昨季に次ぐ自身2番目の高水準、歴代2位タイへ浮上
3シーズン連続の平均トリプルダブルを達成したウェストブルックは、一昨季(42回)に次ぐ回数を記録。34回は1シーズンにおけるトリプルダブル達成数で歴代3位という好数字。通算138回とし、アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)と並んで歴代2位タイとなった。
リアルプラスマイナス(RPM)では、攻防両面に秀でたジョージがトップ。オフェンス、ディフェンス面では、それぞれの項目でリーグ有数の実力を誇るハーデンとゴベアが今季リーグベストの数字を残している。