プレーオフ全休もウワサされるグリフィン「自分だけの決断であれば、プレーしていた」

左膝の痛みのため、バックスとのシリーズ初戦を欠場したグリフィン[写真]=Getty Images

トレーニングスタッフやドクターらがグリフィン欠場をベストだと判断

 ミルウォーキー・バックスとのプレーオフ、ファーストラウンド初戦。デトロイト・ピストンズは序盤から圧倒され、最終スコア86-121で大敗を喫した。

 リーグベストの60勝22敗を残したバックスに対して、イースタン・カンファレンス8位のピストンズは41勝41敗。戦力差があったことは否めないが、ピストンズにとって大きな痛手となったのは、得点源のブレイク・グリフィンがコートに立つことができなかったことだろう。

 ドウェイン・ケイシーHCはグリフィンの出場について「その日の状態次第」と『ESPN』へ語っていたものの、左膝の痛みを抱えるグリフィンは、バックスとのシリーズ全休になる可能性もあるようだ。

 今季のグリフィンは75試合に出場。キャリアハイの平均24.5得点に加え、7.5リバウンド5.4アシストを残し、ピストンズのプレーオフ進出の立て役者となったオールスターフォワードであり、最重要人物と言っていい選手。

 バックスとの第1戦に大敗後、グリフィンは地元メディア『The Detroit Free Press』へ「これがただの痛みなら、僕は痛みと付き合いながらプレーしていただろう」と言及。さらに、「これが自分だけの決断ならば、プレーしていたと思う」と明かしている。

 だが今回の判断は、グリフィン自身で決められるものではなかったという。「選手たちはシーズンをとおして、自分の身体を犠牲にしている。プレーオフというステージにおいて、小規模なケガであればプレーしているのは間違いない。だから僕はとてもイライラしている。チームメートたちがコートにいるのに自分がいないわけだからね。でも、僕はこの組織とトレーニングスタッフ、ドクターたちがベストだと判断したことに従わないといけないんだ」と現状について説明している。

 ヤニス・アデトクンボを筆頭に充実の戦力を有するバックス相手に、グリフィン不在のピストンズがシリーズを勝ち抜くことは不可能だろう。1勝することができれば上々と言っていい。

 はたして、グリフィンはシリーズ中に復帰することができるのか。ピストンズのエースとしてプレーオフで躍動するグリフィンの姿を見てみたいと思うファンは多いはずだ。

グリフィンは第2戦以降、プレーオフに出場できるのか?[写真]=Getty Images

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