2019.04.23
2月18日(現地時間17日)に迫った「NBAオールスターゲーム2019」。今年もイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がキャプテンを務める「TEAMヤニス」と、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を紹介していく。
フォワード/208センチ/113キロ/キャリア9年目
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<NBAにおける主な記録・功績>
新人王(ROY):2011
オールNBAセカンドチーム選出:3回(2012~14)
オールNBAサードチーム選出:1回(2015)
オールスター選出:6回(2011~15,19)
<2018-19シーズン 個人成績>
平均36.3分26.1得点8.1リバウンド5.4アシスト
※2月8日(現地時間7日)終了時点
昨年1月末にロサンゼルス・クリッパーズからピストンズへ加入し、2シーズン目を迎えたグリフィンは、今季から新たに就任したドウェイン・ケイシーHCの要望に応え、ポイントフォワードとして活躍している。
昨年11月下旬に現地メディア『The Los Angeles Times』へ掲載された記事の中で、グリフィンは「ピストンズの一員としてプレーできてうれしい」と口にしており、「まるで天国さ」とまで言い放っていた。
ケイシーHCはピストンズの指揮官に就任後、グリフィンを中心に戦っていくことに決めたと明かしている。
「私が最初にこのチームへ来た時点で、ブレイクは世界でも屈指の才能を持つ選手だと知っていた。彼を苦しめているのはケガだけだからね。それに彼のワークアウトを見て、どれだけハードにこなしているかを知ることができたんだ」。
キャリア9シーズン目のグリフィンは、ここまで自己ベストの平均26.1得点と3ポイント成功数(平均2.4本)を記録。ピストンズの中ではプレータイム、得点、アシストでトップを記録しており、キャリアの中でもベストシーズンの1つと言っていいパフォーマンスを見せている。
今季のグリフィンにおいて、最も印象的な試合として浮かぶのは、やはりキャリアハイの50得点を挙げたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦だろう。開幕3戦目となった昨年10月24日(同23日)、グリフィンは第2クォーターだけで22得点を挙げるなど絶好調。
2点ビハインドで迎えた第4クォーター終盤には延長へ持ち込む貴重なジャンパー、延長終盤には試合を決定づける値千金の3ポイントプレーを決めるなど、申し分ない活躍で勝利の立て役者となった。
8日(同7日)終了時点でピストンズはイースト9位の24勝29敗。7位タイのシャーロット・ホーネッツとマイアミ・ヒートとのゲーム差は1.5と射程圏内にあり、プレーオフに出場できるチャンスがある。
グリフィンにとって、2015年以来初となるオールスター選出はうれしかったに違いない。2月1日(同1月31日)にチームのウェブサイトへ掲載された記事の中で、グリフィンはこう語っていた。
「このリーグのコーチたちの投票でオールスターのリザーブに選ばれたことは、本当に光栄です。私がこの機会を得ることができたのは、チームメートたちとコーチ陣のお陰だと思っています。彼らとこのチームのファンがサポートしてくれたことにとても感謝しています。ピストンズという組織、そしてデトロイトという街の代表としてシャーロットへ向かうことを楽しみにしています」。
ピストンズが誇る大黒柱グリフィンは、オールスターゲームという舞台でも堂々とプレーすることだろう。4年ぶりに見事オールスターメンバーへと返り咲いたグリフィンには、大きな拍手を送りたい。
ルーキーシーズンから屈強な体格を活かしたパワフルなプレーで注目を集めたグリフィンは、オールスター前の時点で平均22.6得点12.6リバウンド3.5アシストの大暴れ。新人ながらリザーブ入りを果たし、11年のオールスターゲームで8得点5リバウンド5アシストを記録。スラムダンクコンテストでは自動車を跳び越えるなどインパクト十分のパフォーマンスを披露し、チャンピオンにも輝いた。
翌12年からは3年連続で先発出場を果たし、14年にはケビン・デュラント(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)と並ぶゲームハイの38得点を奪取。この日のグリフィンはフィールドゴール23投中19本成功、フィールドゴール成功率8割超えという驚異的な活躍を見せている。
15年はケガのため欠場していたグリフィンにとって、今年のオールスターは5年ぶり5度目の舞台となる。ピストンズのエースとして生まれ変わったグリフィンには、ぜひともダンクコンテスト顔負けの豪快なパワーダンクを期待したい。
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