1980年代を支えたマジックとバードの記録を塗り替えたレナード
2018-19レギュラーシーズン終了時点で、出場試合における歴代最高勝率を誇る選手は誰なのか。4月24日(現地時間23日)、現地メディア『HoopsHype』へ掲載された記事の中で、通算250試合以上に出場した選手の歴代最高勝率TOP25が明らかになったので紹介したい。
これまで歴代トップを誇っていたのは、アービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)の73.95パーセント。2位にはラリー・バード(元ボストン・セルティックス)が73.58パーセントで続いていた。
だが今季終了後、トロント・ラプターズのトップスコアラー、カワイ・レナードが75.37パーセントで1980年代のNBAをけん引したスーパースターたちの記録を塗り替えた。
同メディアによる、18-19レギュラーシーズン終了時点の歴代最高勝率トップ25は以下のとおり。
※所属は18-19レギュラーシーズン終了時点、チーム名は略称、%=パーセント
■レギュラーシーズン最高勝率ランキングTOP25
1.カワイ・レナード(ラプターズ):352勝115敗、勝率75.37%
2.マジック・ジョンソン(元レイカーズ):670勝236敗、勝率73.95%
3.ラリー・バード(元セルティックス):660勝237敗、勝率73.58%
4.ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ):391勝142敗、勝率73.36%
5.KC・ジョーンズ(元セルティックス):494勝182敗、勝率73.08%
6.マイケル・クーパー(元レイカーズ):636勝237敗、勝率72.85%
7.トム・ハインソーン(元セルティックス):475勝179敗、勝率72.63%
8.ダニー・グリーン(ラプターズ):447勝173敗、勝率72.10%
9.マヌ・ジノビリ(元スパーズ):762勝295敗、勝率72.09%
10.サム・ジョーンズ(元セルティックス):624勝242敗、勝率72.06%
11.ティム・ダンカン(元スパーズ):1,001勝391敗、勝率71.91%
12.ビル・ラッセル(元セルティックス):690勝273敗、勝率71.65%
13.トニー・パーカー(ホーネッツ):892勝362敗、勝率71.13%
14.ジム・ロスカトフ(元セルティックス):358勝150敗、勝率70.47%
15.フランク・ラムジー(元セルティックス):439勝184敗、勝率70.47%
16.クレイ・トンプソン(ウォリアーズ):432勝182敗、勝率70.36%
17.デニス・ロッドマン(元ピストンズほか):636勝275敗、勝率69.81%
18.トム・サンダース(元セルティックス):639勝278敗、勝率69.68%
19.ティアゴ・スプリッター(元スパーズほか):247勝108敗、勝率69.58%
20.ケビン・マクヘイル(元セルティックス):674勝297敗、勝率69.41%
21.パティ・ミルズ(スパーズ):418勝187敗、勝率69.09%
22.ダニー・エインジ(元セルティックスほか):719勝323敗、勝率69.00%
23.カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか):1,074勝486敗、勝率68.85%
24.スコッティ・ピペン(元ブルズほか):810勝368敗、勝率68.76%
25.ノーマン・パウエル(ラプターズ):175勝80敗、勝率68.63%
現役ではウォリアーズとスパーズでプレーした選手が数多くランクイン
ランキングで目立つのは、NBA史上最多となる17度の優勝を誇るセルティックス、16度のレイカーズでプレーした経験を持つ選手たち。マジックとバードを筆頭に、上位にはジョーンズやクーパー、ハインソーンらが入っている。
現役ではウォリアーズのグリーンとトンプソン、レナードを筆頭にスパーズでプレー経験があるグリーンやパーカー、現在スパーズでリーダー役を務めるミルズ、そして規定数をわずかに超えたパウエルがランクイン。
通算1,000勝以上を挙げているダンカンとジャバーは、長期間に渡って申し分ない戦績を残してきた。なお、通算勝率で7割を超える選手は16人。こちらも見事なキャリアを送っていると言っていいだろう。