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4月10日(現地時間9日)、ロサンゼルス・レイカーズのバスケットボール運営部門代表のアービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)が、辞任することとなった。
Breaking: Magic Johnson says he is stepping down as president of basketball operations for the Lakers. pic.twitter.com/qTOieiTUgQ
— SportsCenter (@SportsCenter) April 10, 2019
同日に行われるポートランド・トレイルブレイザーズ戦を前に、複数の現地メディアの前で突如発表したマジックは、オーナーのジーニー・バスやロブ・ペリンカGMにも伝えていない中、メディアの前で辞任することを明かした。
マジックは「私は楽しむことができるように戻りたい」と言及。バスのことを妹のように大好きだったというが、「彼女(バス)に面と向かってこのことを言うことはできないと分かっていた」と自身の思いを語っている。
2017年2月にミッチ・カプチャック(現シャーロット・ホーネッツGM兼バスケットボール運営部門代表)の後任となったマジックは、13年から遠ざかっていたプレーオフへ再び進出すべく、古巣の再建を託されていた。就任後には積極的にトレードを行い、キャップスペースを空けると共に、ドラフトでは現在ヤングコアとして活躍するロンゾ・ボールを17年1巡目2位で指名するなど着実にチームを強化していった。
ところが、「この職に就く前のほうが、今よりもハッピーだった」と口にしたように、マジックは自由に他チームの選手たちと交流を楽しみたい、自由になりたいと考えていたことを告白。
マジックはこれまで、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)にワークアウトを持ちかけられた時にはタンパリング(不正交渉)だと批判されるなど、大物選手たちとの交流が限られていた。4月3日(同2日)にラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)が20得点20リバウンド21アシストのダブルトリプルダブルを達成した時に、素直に祝福できるような立場に戻りかったようだ。
「私は自由になった。もう拘束されることはない。今日はいい日になったね」と語ったマジックは、今後レイカーズのコミュニティーで働くことになると明かし、リーグでプレーする選手たちの成長を手助けすることになるという。
ペリンカGMとルーク・ウォルトンHCの去就について聞かれると、マジックは回答を拒み、「ジーニー・バスの決断次第だろうね」とだけ言い残した。
今夏に超大物FAを獲得することが予想されるレイカーズ。レブロン・ジェームズというスーパースターと共に、レイカーズをタイトルコンテンダーへと引き上げる選手と契約を結ぶうえで、マジックの存在は大きいと思われていたが、予想外の展開に。
レイカーズのかじ取り役と言っても過言ではないほどの影響力を持っていたマジックの辞任は、今夏の動向に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。
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