マイク・ブーデンホルザーHCの下で6年間のAC経験を積んだジェンキンズ
6月12日(現地時間11日)、メンフィス・グリズリーズは新たなヘッドコーチ(HC)として、テイラー・ジェンキンズが就任したことを発表した。
今季ウエスタン・カンファレンス12位の33勝49敗に終わったグリズリーズは、レギュラーシーズン終了から一夜明けた4月12日(同11日)にJB・ビッカースタッフHCを解雇。
その後、同チームでバスケットボール運営部門副代表を務めるザック・クレイマンが、新たな指揮官探しをリードしてきた。クレイマンはリリースの中で「テイラーは優れたコーチング歴を持っています。我々は彼が優秀な洞察力を駆使してこのチームに在籍している若い選手たちを育成し、基礎を構築してくれると自信を持っています。そして、彼はハイレベルなNBAのヘッドコーチになるだろうと我々は見ています」とコメントしている。
グリズリーズにはベテラン司令塔のマイク・コンリー、今季オールルーキーファーストチームに選出された万能型フォワードのジャレン・ジャクソンJr.がおり、21日(同20日)に行われるドラフトでは、1巡目2位指名権でマレー州立大学のガード、ジャ・モラントの指名が有力とされている。
新たな指揮官となったジェンキンズは、今季ミルウォーキー・バックスでマイク・ブーデンホルザーHCの下でアシスタントコーチ(AC)を務めたのだが、ブーデンホルザーHCの下で2013-14シーズンから昨季までの5シーズン、アトランタ・ホークスでACを務めてきた経験を持つ。
ちなみに、ブーデンホルザーHCの下でACを務めたコーチがNBAチームのHCになったのはジェンキンズが3人目。13-14シーズンにホークスでACを務めたクイン・スナイダーは現在ユタ・ジャズでHCを務めており、同シーズンから3シーズン、ホークスでACを務めたケニー・アトキンソンは、現在ブルックリン・ネッツのHCを務めている。スナイダーHCが指揮を執るジャズは3シーズン連続、アトキンソンHC率いるネッツは今季プレーオフに出場しており、ジェンキンズの手腕にも期待がかかる。