アイバーソンと比較される野心家、胸の内を語る
NBAドラフト2019まで1日と迫った6月20日(現地時間19日)、上位指名候補とされるマレー州立大学のジャ・モラントは、インタビューにて以下のようにコメントを残した。
「ネガティブなエナジーが本当に好きなんだ。『彼はここまで誰ともやりあえていない。彼はあまりに小さすぎて、シュートも打てやしない』といった言葉を愛してやまないし、そのエナジーが僕を駆り立てていく」
モラントは同じく上位指名候補と評されるザイオン・ウィリアムソン、RJ・バレット(ともにデューク大学)のようなエリートかつメジャー校出身の選手ではない。だが本人はマイナー校出身であることを気にせず、むしろ同じようなプロセスを経てスターダムを駆け上がったステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、デイミアン・リラード、CJ・マッカラム(ともにポートランド・トレイルブレイザーズ)のようになっていきたいと語っている。
190センチと決してサイズがあるわけではないが、持ち前の身体能力から繰り出される豪快なダンクや、多彩なスコアリング、高い安定性を誇るファンダメンタルは、かつて一世を風靡したアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)と比較されている。モラントが高い闘争心と野心を持ってどこまでの選手になるか、今後も非常に注目を集めることだろう。