レブロン、デイビスにレナードが加わればNBA史上屈指の“ビッグ3”結成に
7月1日(現地時間6月30日)に始まるフリーエージェント(FA)戦線で、今年トロント・ラプターズをフランチャイズ史上初のNBAチャンピオンへと導いたカワイ・レナードが、ロサンゼルス・レイカーズとのミーティングを行うことになりそうだ。
6月29日(同28日)、現地メディア『ESPN』によると、レナードがレイカーズのオーナーを務めるジーニー・バス、2018-19レギュラーシーズン終了間際にバスケットボール運営部門代表を辞任したアービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)とのミーティングをリクエストしたという。
来季のプレーヤーオプションを破棄し、制限なしFAとなったレナードは、ラプターズと再契約を結ぶことが濃厚と報じられているものの、大学時代までを過ごしたカリフォルニア州に本拠地を置くレイカーズは、やはり魅力的に映っているようだ。
「私は今、すばらしい生活を手にしている。この生活を続けていきたいね。誰のどんな仕事であろうと、混乱させたくはないんだ」と同メディアへ語ったマジックだが、「私の友人が知らせてくれたんだ。カワイが私と会いたがっているとね」とレナードとのミーティングについて明かしている。
レイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスというリーグ屈指の実力者を擁しているものの、来季も契約下にあるロースターはカイル・クーズマくらいで、全ポジションを補強していかなければならない。
とはいえ、シーズンMVPに4度輝いたほか、3度の優勝とファイナルMVPを獲得した実績を誇るレブロン、直近3シーズン連続で平均25得点11リバウンド2ブロック以上を記録するデイビスは、リーグ最高級のダイナミックデュオ。もしここにレナードが加われば、NBA史上屈指の“ビッグ3”が誕生することとなる。
もっとも、現状としてチームにはレブロンとデイビスを活かしつつ、自らも得点を奪うことができるボールハンドラーや効果的にアウトサイドシュートを決めることができるシューター、インサイドで汚れ仕事を引き受ける献身的なビッグマンといった選手たちが必要となるのだが、マジックはレナードがレブロン、デイビスと一緒にプレーしても問題ないと見ている。
「皆が忘れていることがある。彼は(サンアントニオ・スパーズで)ティム・ダンカン(元スパーズ)、トニー・パーカー(元スパーズほか)、それにマヌ・ジノビリ(元スパーズ)とプレーしてきた。彼は複数のスーパースターたちとプレーしてきた経験がある。彼はその中でスター選手の1人として活躍してきたんだ」。
今夏のFA戦線で、レイカーズがレナードを獲得できるチャンスがあるとすれば、近日行われる予定のミーティングとなる。はたして、レナードはどんな決断を下すこととなるのか。
今後もレイカーズの動向からは目が離せないことになりそうだ。