「僕はこのチームとロースターに対してものすごく自信を持ってる」
ロサンゼルス・レイカーズの一員として今季を迎えるアンソニー・デイビスは、早くも開幕が待ちきれないようだ。
7月21日(現地時間20日)に現地メディア『The Chicago Tribune』へ掲載された記事の中で、デイビスは「僕らはすごくいい立ち位置にいる」と切り出した。
レイカーズは今夏、レブロン・ジェームズ、カイル・クーズマとデイビスの周囲に魅力的な選手を多数加えている。
バックコートにはラジョン・ロンドやダニー・グリーン、エイブリー・ブラッドリー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、フロントコートにはデマーカス・カズンズにジャベール・マギー、ジャレッド・ダッドリーらが加入し、戦える人材をそろえることに成功。
特にロンドとカズンズは、一昨季にニューオーリンズ・ペリカンズでデイビスと共にプレーしており、今季に向けて連係もスムーズに進んでいくことが予想できる。
デイビス自身も今季のロースターについて手ごたえを感じており、「僕はこのチーム、そして現状のロースターに対してものすごく自信を持ってる。ワクワクしているんだ。今季はきっと楽しくなるだろうね」と口にしている。
今季のレイカーズは、2013年以来となるプレーオフ出場を達成することがゴールだとは思っていないはず。プレーオフで勝ち上がり、チャンピオンシップ獲得争いにも参戦するほどの高いゴールを見据えているに違いない。
高校時代までを過ごした故郷シカゴでプレーする可能性について言及
今季終了後、デイビスはプレーヤーオプションを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を持っている。「レイカーズで優勝することにフォーカスしている」と口にしているものの、リーグを代表するビッグマンだけに、来季以降の去就については今季中も話題になるだろう。
そんなデイビスにとって、イリノイ州シカゴは高校時代までを過ごしたホームタウン。自身の故郷ということもあり、リップサービスという要素もあるだろうが、ブルズでプレーすることについてこんな言葉を残していた。
「僕にとって、(シカゴは)言うまでもなくホームタウンだ。もしキャリアの中のどこかでプレーする機会を得たならば、間違いなく真剣に考えるだろうね」。
バスケットボール選手として、デイビスは「勝利すること」「覇権争いすること」にフォーカスしている。そのため、過去2シーズン連続でプレーオフ出場を逃し、いずれも28勝未満に終わっているブルズの現状は、あまり魅力的に映っていないことは明らか。
それでも、キャリアを終えるまでの間にどこかのチームで優勝を勝ち取り、MVPにも選ばれることとなれば、次のゴールとして故郷のチームにチャンピオンシップをもたらすべく、ブルズでプレーする可能性があるのではないだろうか。