八村塁のデビュー戦、2年目を迎える渡邊雄太の開幕戦はいずれも日本時間24日
8月13日(現地時間12日)、NBAは2019-20レギュラーシーズンの試合日程を発表した。通算74度目のシーズンは、10月23日(同22日)から幕を開けることとなる。
注目の開幕カードは、今年のドラフト全体1位指名のザイオン・ウィリアムソンが所属するニューオーリンズ・ペリカンズ対昨季の覇者トロント・ラプターズと、レブロン・ジェームズとADことアンソニー・デイビス擁するロサンゼルス・レイカーズ対カワイ・レナードとポール・ジョージを加えたロサンゼルス・クリッパーズによる2試合。
渡邊雄太が所属するメンフィス・グリズリーズは24日(同23日)にマイアミ・ヒート、開幕からローテーション入りが期待されている八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は、同日に昨季の新人王ルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスが率いるダラス・マーベリックスと対決することに。
また、24日(同23日)にはイースタン・カンファレンスの上位進出候補のボストン・セルティックス対フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、昨季プレーオフでウエスタン・カンファレンス・セミファイナル第7戦まで戦ったデンバー・ナゲッツ対ポートランド・トレイルブレイザーズというライバル同士のカードも組まれている。
なお、昨季リーグトップの60勝22敗を記録し、シーズンMVPを手にしたヤニス・アデトクンボ率いるミルウォーキー・バックスは、25日(同24日)にヒューストン・ロケッツと激突。ロケッツはジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックというダイナミックデュオが在籍しており、大きな注目を集めるに違いない。
今季からホームを「チェイス・センター」へと変更するゴールデンステイト・ウォリアーズは、25日(同24日)にクリッパーズとのシーズン開幕戦に挑む。
ほかにも今夏移籍した選手が古巣のホームへ凱旋する試合や注目チーム同士の対戦がいくつもあるのだが、ここでは注目度を測る指標ともいえる全米放送回数トップ5チームを紹介したい。
※チーム名は略称
■2019-20レギュラーシーズン全米放送回数トップ5
1.レイカーズ:43試合
2.ウォリアーズ:42試合
3.ロケッツ:38回
-.クリッパーズ:38回
5.シクサーズ:36回
トップ4をウエスト勢が独占、イーストではシクサーズとバックスが上位に
レブロンとADに実績豊富なサポーティングキャストが加わったレイカーズがトップ。僅差で2位となったのはウォリアーズ。ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が移籍し、クレイ・トンプソンがケガのため長期離脱するものの、NBAきっての人気選手ステフィン・カリーの影響力は健在なのだろう。
続いて3位タイとなったのはロケッツとクリッパーズ。前者はハーデンとウェストブルック、後者はレナードとジョージというリーグ屈指のデュオを形成する優勝候補の一角。イーストで唯一ランクインしたシクサーズは、ジョエル・エンビードとベン・シモンズというオールスターデュオに加え、トバイアス・ハリスとアル・ホーフォードというビッグラインナップを誇る注目チームの1つ。アデトクンボが所属するバックスは、僅差の6位(34回)となった。
この放送回数ランキングは、『ABC』『ESPN』『TNT』『NBA TV』の合計数で構成されているのだが、全30チームを放送するのは『NBA TV』のみ。『ABC』にいたっては、9チームしか放送しない予定となっている。
ちなみに、不名誉なワースト1位になったのは、シャーロット・ホーネッツとクリーブランド・キャバリアーズの各3回。ホーネッツはケンバ・ウォーカーがセルティックスへと移籍、キャブスはケビン・ラブこそいるものの、戦力は未知数ということなのだろう。